こんにちはStepの山本です。

 

TVの報道ではインフルエンザが全国的に流行しているとか・・・。

 

2月にお遊戯会や音楽発表会を開催される園は本番前で緊張も高まる所ですが、

 

手洗い、うがい、教室の換気と予防第一で乗り切りたいところですね。

 

さて昨日は先生のストレスについてお話ししました。


先生も血の通った人間。

 

冷静な時は出来るのに先生自身が疲れたり、

 

余裕が無くなっていると子ども達に不本意な対応をして

 

後悔する事もありますよね・・・。

 

 

人は一生懸命になるといい意味でも悪い意味でも視野が狭くなりがちです。

 

集中するのはとても良い事ですが、

 

10~20人のクラスとなると

 

もしかしたら気付かなかったり見えていない事もあるかもしれません。

 

 

園児自身も体調が悪かったり

 

家庭で何かあったりと不安定で園での社会生活に対応出来る

 

気力や体力が無い日もありますよね。

 

 

そんな時は昨日もお話ししたようにまずは先生自身を緩めましょう。

 


そしてその感覚ままで、どんな状況であれ

 

一旦、子どもを全て受け入れましょう。

 

 

ベテランの先生方には常識かもしれませんが

 

若い1年目の先生には難しい時もあるかもしれません。

 

 

例えば、園児がお友達に乱暴したり

 

おもちゃや教具を乱暴に扱ったり

 

声を掛けても言う通りにしなかったり・・・。

 

 

 

「因果関係」

 

という言葉がありますが全て、行動には原因があります。

 


本来、子ども自身も心が満たされていればそんな事しないのに

 

何か自分でも分からない衝動で乱暴な行動をしてしまう事があります。

 

 

 

もちろん乱暴や、お友達に迷惑を掛ける事はいけない事ですが、

 

この時、一番傷付いているのはお友達に乱暴な事をした

 

本人ですよね・・・。

 

 

 

 

それに比例して

 

社会性を身につける事や教育する事ばかりに考えが行くと

 

直ぐに反応して行動だけを見て乱暴した子を大きな声で

 

注意してしまいがちです。

 


ここで現状を把握しようと先生が質問するも

 

先生の声や表情が感情的なテンションでは

 

子どもからすると叱られている事と

 

同じ事なので心を固く閉ざしてしまいます。

 

 

先生として場合によっては意図的に緊張感を持って

 

けじめをつける場面が必要な時もあります。

 


でも先生方は教育のプロです。

 

ベビーシッターや園児のお母さんではありません。

 

 

長い目で子ども達の心身を育てるのが仕事なのです。

 

 

 

もし、子どもが何か乱暴な事をした時は

 

「北風と太陽」

 

のお話を思い出してみて下さい。

 


先生がヒートアップするほど注意される子は引っ込みがつかなくなり

 

心の傷

はどんどん大きくなります。

 

 

人は年齢問わず

 

自己肯定力が低いと

 

社会性人を思いやる気持ちは育ちません。

 

 


まず自己肯定力が育てば

 

社会性や協調性、思いやりの気持ちが育ち

 

その後に学習意欲や挑戦する気持ちが育つのです。

 

 

この順番を飛ばして、

 

目に見える部分だけを

 

「指導しよう」

 

としても

 

教室は強風の北風が吹き荒れる事でしょう。

 


言えばいう程、子どもは自分自身を守るために

 

北風がどんどん強く吹いて

 

太陽から身を守ろうとするでしょう。

 

 

胸が痛みますね...。

 

 


合わせてクラス全体の雰囲気も悪くなる・・・と

 

想定通りの負の連鎖状態ですね。

 

 

 

では具体的には、どうすれば良いのでしょうか・・・?

 

 

昨日、先生方に向けて

 

「もっと緩んで下さい」

 

とお話しした際、

 

「感情を使わず、起きている事をそのまま受け止めて」

 

とお話しました。

 

もしクラスの子どもに個別指導しなければいけない状況になった時、

 

先生は感情を使わず、起きた事をそのまま受け止めましょう。

 

 

 

「指導しなくては」

 

「注意しなくては」

 

と思わず、

 

まずは思い切りその子の気持ちに寄り添いましょう。

 

 

詰問するような口調だと

 

繊細な子どもの心から見て、

 

先生が

 

「戦闘モード」

 

に入っているように見えてしまいますよね。

 

この時こそ緩んだ雰囲気が大事です。

 

 

だって相手は子どもですもの。

 

未発達で大人の何十倍もの感受性を持つ子どもなのですから・・・。

 

 


個別指導する子どもには 

 

「〇〇が嫌だったね」

 

「何だか悲しかったね」

 

「本当は〇〇したかったよね」

 

 

とその子の気持ちを言語化し

 

子どもが分かり易い言葉で自覚させてあげましょう。

 

 

この対応をした場合としなかった場合では

 

その子どもの自己肯定力の育ちは大きく変わってきます。

 


子どもの心を育てるにあたり勝手な大人の感覚で

 

「これくらいは・・・」

 

はありません。

 


子どもには、先生のほんの些細な言葉で大きな勇気を与えます。

 

また気付かない内に簡単に深く傷付けてしまいます。

 

 

よく私は


「心身を育てる」


とお話ししていますが、

 

その一番始まりの作業は

 

自己肯定力を上げる事

です。


これは先生自身も園児も両方共です。

 

 

 

先生自身が出来れば

 

子ども達の自己肯定力をつけてあげる事が出来るのです。

 

「北風と太陽」のお話

 

いつも心の奥に置いていて下さいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

明日もきっといい日になりますように✨

 

 

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