こんにちはStepの山本です。
私が知っている小学生の男の子で1年で一番寒いこの時期でも
見ているだけで寒くなりそうな薄着の子や
とにかく靴下を履きたがらず1年中裸足の男の子がいます。
その男の子達を見ているといつも生きるパワーに溢れて
素晴らしいなと感じています。
さて、昨日は園の仕事の
「作業」と「目的」
についてお話ししました。
その流れから今日は
先生がストレスにどう向き合うか?
について少しお話ししてみたいと思います。
先生方は学生時代から先生を目指し
今、子ども達に囲まれて目標通りの仕事に就いています。
学生時代は不安もありつつ
「私が先生になったら・・・」
と色んな夢や希望があったかと思います。
でも実際、仕事を始めてみて園の仕事をする上で
直接、園児に接する仕事以外の大変さに戸惑ったり、
不安になったり、落ち込んだりと精神的なストレスも大きく
それがなかなか解消されないままの先生も多いのではないでしょうか・・・?
ストレスって「心で感じる事」という
印象がありますよね・・・?
言葉でも
「心が傷つく」
という表現をします。
でもこれは正確に人のしくみを表してはおらず
本当は脳のどの部分反応しているか・・・?
によって自覚する感情が変わってくるのです。
具体的にお話しすると脳の中に偏桃体という所があり
この偏桃体は
「好きか嫌いか?」
「良いか嫌か?」
などの感情を判断する組織です。
実はこの偏桃体が不快な状態になると
右脳も左脳も否定的になりポジティブな考え方が出来なくなってしまいます。
先程、先生方のストレスについてお話ししましたが、
ずっとストレスが解消されないままでいると
園で先生として子ども達と
明るく元気いっぱいに過ごす事も難しくなってきますし
表面上は明るくしていても
常に気持ちの中にある晴れない気持ちと
仕事上、表面的に保たなければいけない明るく元気な気持ちとの差で
いつか心身共に参ってしまいます。
これはある種、自己防衛本能で
これ以上、無理が続かない様に
脳が自分にストップをかけている状態と
思った方が良いかもしれません。
何の仕事でもそうですが
真面目で責任感が強く
頑張り屋の人がなり易い傾向があるとも言われています。
理想と現実の差が生じる中で
「頑張っているのに出来ない・・・」
と自己肯定感も一気に下がってしまうのです。
真面目
責任感が強い
頑張り屋
先生として素晴らしい面ばかりではないですか!
保護者はみんな、我が子の人格形成の大切な時期に
不真面目で
適当で
頑張らない先生
に我が子を託したいとは思いませんよね・・・?
もし、先生方の中で
「最近、ストレスたまっているな・・・」
「ストレス解消出来ていないな・・・」
「何だか身体や気持ちに力が入らないな・・・」
と感じている方がいらっしゃったら
「これは脳が自分に信号を送っているんだな~」
と認識しましょう。
それでも仕事はあるし休めない場合が多いかと思います。
そこで暫く仕事に向ける先生自身の気持ちを少し緩めてみましょう。
決して「手抜きをしましょう」という話ではありません。
気持ちの中で今、起きている事を
一旦「へぇ~、そうなんだ~」
とそのまま受け止めましょう。
そして、子ども達や保護者、職場の先生方と何かあっても
一回一回、感情を使わず
起きている出来事を観察しましょう。
そして常に先生自身が自分に
「大丈夫、大丈夫よ~」
といつも声を掛けてあげましょう。
現実は目の前にあるので
最初はなかなか変化も無いと思いますが、
これが不思議!
そうしていく内に仕事に取り組む時の気持ちが少しずつ変わり
子ども達の様子も変わってくるかもしれませんよ。
元々、
真面目で
責任感が強くて
頑張り屋の先生なので、
どう転んでも
仕事に支障が起こる程、緩む事にはならないので
安心してこっそり自分の心の中で緩んでみて下さいね(笑)
そうしている内に偏桃体も上手くコントロールされ
否定的に考えている事も肯定的に考えるように
切り替える事が出来るようになるでしょう。
残り2ヶ月。
今、先生が担当しているクラスの子ども達と少しでもたくさん笑い合って
楽しい園生活を送っていただける事を祈っています。
ストレスやメンタルについて一度だけでは語り尽せません。
今後も時々お話ししていきますので参考にして下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日はきっといい日になりますように
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