こんにちは。Stepの山本です。
このところノロウィルスなどで体調を崩している子ども達の話を耳
年の瀬で人混みに出掛ける機会が増えたり、
■第五回 一つの曲を電車に例えて考える ~曲の構成~ ■
さて今日は曲の構成についてお話ししましょう。
「ん?構成って何・・・? そんな事知らなくても楽器を弾く事に関係無い」と
思われる方がたくさんいらっしゃるかと思います。
物理的に言うと確かにそうかもしれません・・・。
ただ一つの曲を演奏したり歌ったりする場合、
いないのとでは、演奏にも練習にも大きな違いが生まれてくるのです。
確認ですが、この講座はピアノが苦手な先生向けの講座で、
先生方のピアノ伴奏の負担を少しでも軽減するための講座でしたよ
そんな悩める先生方も曲の「構成」
練習時間と労力の削減が出来るのです。
「構成を考える」とは簡単に言うと一つの曲の「
考えてみて下さいね。
その区切られた一つ一つの塊がどんな風に並んでるかを
把握してお
園児に指導する時も、
曲全体はその電車の一両一両がどんな並び方で連結しているかを伝えると
最後に曲全体を通す時は、小さな一両の連結から長い電車になるので、
ワクワクで演奏してくれます♪
「園児に構成なんて必要ないでしょう?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
もちろん子ども達には「構成」なんて言葉は使いません。
だけど、頭の中は年齢なりにしっかり曲の「構成」を理解し部分的に練習したり、
同じフレーズ(メローディーの塊)
構成を考えないで練習するよりは一つの曲を仕上げる事が断然に早
先生方もカラオケに行く機会が多いと思いますが、
カラオケでも「イントロ」や「サビ」
それが曲の構成の理解なのです。
それだけです(笑)
この講座を読んでいただいている先生方に細かい理論は不要なので
「構成」=「曲の変わり目」
なぜこの講座で「構成」のお話をするかというとピアノの苦手な方の練習方法は
必ずと言っていいほど、曲の始めから弾き始め、
先生方を指導する際、
「え?曲の最初からじゃなきゃ弾けません!」
でも普段の保育はもちろんですが、
保護者がたくさんいらっしゃる参観日や卒園式、入園式など園の年間行事でも
重要な式典のピアノ伴奏の担
間違えたからもう一度最初から弾き直すという事は出来ませんよね
一般的に曲を弾き始めて一小節目でミスをし、
大体どの曲も弾きにくい所で止まってしまい、
指導をしていて先生は違えど曲が同じだと止まる所は大体決まって
(これはその曲を弾くために必要なちょっとしたスキルが必要で、
それが不足している事が原因です)
先生方は園の仕事もほぼ毎日持ち帰りで、ただでさえ時間を取られて
その上、ピアノの練習に時間を取られるのは嫌ですよね・・・?
書き物や製作の準備は仕事の終わりが明確に見えるけど、
ピアノの練習はゴールが見えない・・・。
ピアノの練習に時間は取られるけど、雲をつかむようで、
そんな先生は今日からは練習する時、
まず自分が必ず止まってしまう所を見つけ、
その小節が少し弾けるようになってきたら次は構成上その小節を含
止まらずに弾けるようになるまでゆっくり何回繰り返し練習しまし
いつも
「急がば回れ」
という言葉をお話しますが、結果的にピアノの練習の時間短縮方法は右手・左手・両手共に
①まずゆっくり通して弾く
②何回弾いても止まったり、弾きにくかったり、そこを弾いている時、
頭の中が「???」
③「その小節だけ」をゆっくり頭の中の「???」消えるまで練習
④その小節を含む曲の変わり目だけを頭の中の「???」
(曲にもよりますが、楽譜でいうと「段」
⑤曲全体を通す
この「頭の中の「???」を消える」というのが一番のポイントで
「自分の中で腑に落ちた状態」
↓
「
まで弾けたらもう大丈夫です。
一例として、3月に多くの園で歌う「おもいでのアルバム」
この曲の第一難関はイントロの3小節目ですね。
多くの先生がここで止まってしまいます・・・。
子ども達もイントロが始まるとスイッチが入り気分も乗ってくるので、
先生としては絶対止まりたくないですよね・・・?(涙)
この「イントロ部分だけ」を先程の時間短縮練習方法の
①から⑤の手順で練習してみましょう。
実際にやった人だけが「頭の中の「???」を消える」体験をし、
その後は 止まらずに弾けるようになりますよ!
プラス、更に練習完了への近道は、この順番で右手をやると完璧です!
①赤い丸で囲まれた「シソシレ」だけを練習 (指輪番号は 2 1 2 3)
②次に①のメロディーに追加して黄色い丸で囲まれた「レーレソシレ」だけを練習
(指輪番号は 3 2 1 2 3 )
③次は緑色の丸で囲まれた「レーレソシレ ファ ミ レ」を練習 (指輪番号は 3 2 1 2 3 5 4 3 )
「出来る」という事は年齢にかかわらず「楽しい」事です♪
この小さな「楽しい」を積み重ねながら一つの曲を練習していくのです。
目には見えないので、時間が無いとそこまで行き着かず、
最初から最後までを通す練習だけを繰り返し「今日の練習は終わり!」と
止めてしまうので時間と労力をかけてもその日の成果が残りにくくなるのです。
今回の内容から部分的な練習についても重要になってくる事が分かりましたね。
次回はその部分的な練習についてお話します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もきっといい日になりますように✨
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