とある子が、就職が決まりました。

 

この子、小学生から踏み台塾に通い

中学生で不向きな土日もがっつりな運動部に入部。

帰宅後はぐったりで寝るだけ。塾には通っているのが精いっぱいで塾の授業も聞いてるだけ、疲れて休む日もありました。

勉強もズルズルと遅れだし、小学生時代の貯金も中2ごろにはなくなり、かろうじてほぼ3、ときおり4の内申。

加えて、完全実力主義の部活で2年になっても3年になっても応援要員。

日々の部活疲れもあってか、自己肯定感が低い中学生時代でした。

 

保護者も熱心ではないものの無関心ではなく、塾に相談しにいったところ

「自習室にこさせてください、面倒見ます」という回答を鵜呑みにし、

本人がつかれていても軽食を持たせて自習室へ送迎。

本人は自習室で寝てばかり。(保護者は後ほど知ることとなる)

 

最終的にはこんなに塾(自習室)に行ってもできないのだから

わが子の能力なのだろう、とあきらめて近場の3-4番手高校に入学。

 

何も期待しないで入った学校でしたが、

・カリキュラム(英数クラスが3つにわかれていた)が本人にあっていた。

・先生方がとにかく励ましほめる

 

で、最初は2教科でしたが、気分良く勉強ができて

本人も「あれ、できるかもしれない?」と思いはじめました。

 

高校入学当初は大学進学に無関心でしたが、

学習がわかりだすと同時に、大学に興味をもちはじめたのを機に

保護者が名前にとらわれず面倒見の良い、雰囲気のよい大学にたくさん連れていき、

本人が大学進学に前向きになることができました。

そしたら、それはもう勉強頑張ったそうです。

 

とうとう GMRCHレベルの大学に一般入試で合格。

(それ以下の大学にも多数合格。保護者はめいいっぱいうけさせた)

 

しかも、大学では高校時代よりもっと勉強しました。

途中から移動時間が惜しいから学校近くに引っ越しさせてと本人から要望があり、

こんなに勉強するならと、一人ぐらしをさせ、さらに勉強。

(最終的に3位以内にはいっていたそうです)

大学院まですすみ教授推薦をもらって、就職はサクッときまりました。

 

この高校の先生方、どんな大学でも専門学校でも合格報告に来た生徒には

「おめでとう!頑張ったね!!」と喜んでくださり、握手までしてくださったそうです。

 

n=1の例なので夢みたいな話だと思ってくださっていいですが、

こういう実例があった、と記事にさせていただきました。

 

〇〇高以外なら合格の連絡しないで、とかいってくる踏み台塾とは、、、