「ももいろ夜ばなし第二夜『玄冬』」
2014年2月20日の夕方。
六本木のEX THEATER ROPPONGIにて。
「ももいろ夜ばなし『玄冬』」に行ってきました。
その感想です。
完全に着席してのアコースティック編成・生バンドのももクロのライブって、体感したことが無いので、めっちゃドキドキしながら開演を待ちました。
1:空のカーテン
暗転し、「大きな古時計」の朗読。
朗読は久米明さん。
GOUNNツアーを思い出す、重くて優しい語りだった。
終わり「空のカーテン」。
生歌、生演奏。
しかも席がステージに近いから良い音&れにちゃんが目の前。
軽く目眩を覚えましたわ。
天国過ぎて。
いきなりの「空のカーテン」にはビックリしたかな。だいたいライブの後半ってイメージがあったので。
2:太陽とえくぼ /百田夏菜子
一旦全員がハケてからの「太陽とえくぼ」
。
ボサノバ風なアレンジが、夏菜子に合ってたな。可愛らしく元気な夏菜子の曲!って心底思える舞台上でした。
3:涙目のアリス /玉井詩織
イントロ聞いて「来た、王道!」と心の中で叫ぶ。
80年代アイドル風な曲だよねー。
ちょっと髪が肩位まで伸びたのかな、しおりん…なんで思いつつ。そして振りが良い。
4:Hello,Again~昔からある場所~(My Little Lover) /高城れに
曲前に、杏果が朗読。
次はれにちゃんかなぁ…「津軽海峡龍飛岬」
アコギで歌うのかしら?なんでおもってたら、この曲でした。
れにちゃんは、声量無いけどしっかりと通る声だし。
この曲合ってた。
5:宙船(そらふね)(TOKIO) /百田夏菜子
曲前にあーりんの朗読。
またまた夏菜子登場!と思いつつ。
正直、夏菜子にはキツかったかなぁ。
難しい曲だけど。
高音がキツかったみたい。
6:もしもピアノが弾けたなら(西田敏行) /有安杏果
曲前に玉様の朗読。
なんだか西田敏行さん風な衣装&カツラの杏果。何故か笑いが込み上げる。
しかし上手い。本当に上手い歌だ杏果。
間違いないですなぁ。
そしてラストにミニピアノでAメロ弾く杏果も可愛いかった!
7:卒業(尾崎豊) /玉井詩織
曲前にれにちゃんの朗読。
しおりん登場、と、会場がどよめく。
白のTシャツにジーンズ、髪はリーゼントみたいな。
まさに熱唱。
感動して、鳥肌立った。
なんでだろ、頑張ってるなぁ、と。
8:DNA狂詩曲
曲前に夏菜子の朗読。
やっと五人揃っての曲。
めっちゃ踊りたくなるけど、立ち上がれないもどかしさってば。
あーりんが踊れない所為かもだけど、メンバーは定位置でリズム取りながら歌う。
だから自分の目の前がずっとれにちゃんだった
。
アコースティック編成でも、良い曲は良いのだ、と改めて思う。
MC:ここでメンバー挨拶&自身の朗読について&久米明さんの朗読の話に。
夏菜子「じゃあここで、実際にお話しを聞いてみましょう!せーの」
メンバー「久米さ~ん!!」
ゲスト久米明さん、登場。
御高齢なのに矍鑠とされている久米さん(この二月で90歳)。
Gounnツアーの事とか。
久米さん「是非(Gounnツアーの朗読を)やらせて下さい!って手をあげたんだよ」
そんな中、れにちゃんが「久米さんあのっ!」
と聞くのだけど、気づかれなかった久米さん。苦笑いのれにちゃんでした。
久米さんの御紹介から、辛島美登里さん登場。
「恋と愛の違い」を考えつつ、小田和正さんの「たしかなこと」の歌詞の感情を考えてみようとゆー、ニューミュージックのお勉強。
辛島さん「ももクロのみんなは、恋と愛の違いってなんだと思う?」
夏菜子、固まる。
れにちゃん、語る。
しおりん、擬音。
杏果、しおりんに似た回答。
あーりん、一番大人。
辛島さんは、小田和正さんの「たしかなこと」の歌詞を示しながら感情の込め方(友達や恋人と母親の感情の違いなど)を伝授。
ははぁ成る程…と思う。
9:たしかなこと(小田和正) /ももクロ&辛島美登里
あまりに感動すると、身体に電気が走りません?
久々に電気が走った。
辛島さんが上手すぎる。
ももクロも昔よりは上手くなってると思うけど。
だから余計に、ももクロがまだまだ。
って分かった一曲。
10:サイレント・イヴ( 辛島美登里) /佐々木彩夏&辛島美登里
あーりんと辛島さん(ピアノ演奏も辛島さん)だけで歌う一曲。
他のメンバーは隣の椅子で聴いてる。
まーこれも辛島さんが際立ってたなー。
比べるのもおこがましいのだろう。
だけどやっぱ力不足を感じた。
逆に辛島さんがももクロの曲唄ったら面白いかも。
しおりんは、ちょっと泣いちゃったみたい。
11:ピンキージョーンズ
辛島さんが帰られて。
聞き覚えのあるイントロが。
ピンキーをアコースティック編成でやるとは!激しいダンスが有るわけも無いけど、一気に普段のライブの様な雰囲気に変わった、この曲で。
12:CONTRADICTION
またまた、この曲がアコースティック編成で!と思った曲。
アレンジが素晴らしくて。
スピード感はそのままだし。
次第にリズムを身体で取り出すメンバー。
あーりんは足固定してるのに上半身はノリノリ。
やっとこの「夜ばなし」に慣れてきたモノノフから、コールが始まるキッカケになった曲だったのでは?
13:ゲッダーン!
イントロから「うわぁ!」と開始早々、客席から声が上がる。
ビックリするわな確かにこの曲がアコースティック編成なんて。
シンプルな仕上がり。
良かった。
MC:バンドメンバー紹介
ここであーりんがハケて、四人だけのステージ。
バンドメンバーの紹介を。
バンマスさんに対して。
夏菜子「(ももクロのアコースティック編成で)1番難しい曲って何ですか?!」
バンマスさん「『Z女戦争』ですね。転調激しいし」
14:Rock'n Rouge(松田聖子) /佐々木彩夏
ピンクのフリフリワンピ&聖子ちゃんカットの髪型であーりん登場!しかしまだ踊れないので上半身だけで精一杯踊ってた。
ハケる時にも愛嬌満点で。
で、なんであーりんがロボなのか(ヒビ入り中)が分かった。
15:星空のディスタンス(ALFEE) /高城・百田・玉井
イントロがかかった瞬間に「あいつが来るのか」と分かった一曲。
案の定、たかみー(しおりん)・坂崎さん(夏菜子)・桜井さん(れにちゃん)が登場し。
あまりに酷いモノマネ?に笑わせてもらった。
たかみーと桜井さん、キスしてたしwww
あと坂崎さんが酷すきてめっちゃ笑った。
国立で、御本人様登場パターンを是非見たい。
16:永遠のトリニティー(てんかすトリオ) /有安杏果
スーパー難しい、難易度トップレベルな曲。
青い衣装で、とんでもない転調してく曲を歌い上げる杏果。
凄かった。
絶対に歌えない。
杏果の旨さが光っていた。
17:ノーサイド(松任谷由実)
杏果が着替えてる最中に繋ぐ4人。
しおりん「やっと衣装、着られました!」
(この前まで「卒業」の衣装だった)
杏果帰って来て。
「お・ま・た・せ!(「永遠のトリニティー」一人で歌って凄い!!って話から)いい曲だよねー!(この曲)聴くのは大好き!唄うのは大変!!www」
夏菜子「今年も苗場のユーミンさんのコンサートに行かせて頂きました。その中で歌ってみたいという曲です」
なかなか合ってた。
スローバラード良いのかなぁ、ももクロちゃん。
原曲に近いキーボード一本ってのが良かったのかな。
良かった。
18:Z女戦争
頭唄ってから、一斉にバンマスさんを見る五人、苦笑するバンマスさん。
まーこの曲はアコースティック編成隊さんの凄さです。
それに負けない、ももクロの歌。
切磋琢磨ってのが、よく分かった曲。
EC1: 宙飛ぶ!お座敷列車/ももクロ&辛島美登里
「Z女戦争」が終わり「じゃあねー!」
とハケるメンバー&いそいそと舞台からハケるアコースティック編成隊の皆様。
中途半端な終わり方で、一瞬(とゆーか10秒位)の沈黙を過ごして。
アンコールのコールが響く。
凄まじいレア公演だし着席ライブだし。
客は誰も進行に分慣れていない。
なんか工夫あっても良かったかなぁ。
辛島さんを再び呼び込んでのお座敷列車。
シュッシュポッポしながら移動しつつ。
やはり辛島さんの声量が、ずば抜けて凄い!最後まで残る声。
そんな中で、しおりんにキスするれにちゃんwww
辛島さんとまでは言わないが…まだまだですな。
EC2: オレンジノート(マイクを置いてアカペラで)
夏菜子「会場にいる皆さん、そしてライブビューイングでご覧の皆さんも一緒に歌っていただこうかなと思います」
(メンバー、センターにマイクを置く。戻ってきて)
夏菜子「じゃ、高城さん。」
高城「じゃ、じゃ、じゃっじゃっじゃっ」
アカペラで歌うメンバー&お客さん。
歌詞は何回も何回も聴いてるから絶対大丈夫…なんて思うけど、ちょっと不安。
だけどアカペラでメンバーと唄えるなんて…素晴らしい!
勿論目の前にはれにちゃん。
なんだこの空間は!と思いつつ歌詞を確認しつつ唄う。
と。
大サビで一旦合唱が止まり。
メンバーがさらに一歩客席に前に出て。
れにちゃん、めっちゃ近い!!
大好きな高城三部作の一曲を、こんなに近くで一緒に唄えるとは。
EC3: いつか君が
「オレンジノート」の感動が続く中で「いつか君が」。
メンバーはステージ上を縦横無尽、アコースティック編成隊の皆様の近くに行ったり、自分の定位置を無視して客席に向かったりして動きまくる。
あーりんも足が大変なのに、定位置かられにちゃんゾーンまで来てくれたし。
夏菜子は、可愛いっすね。
MC: 久米さんと辛島さんから感想
改めて、久米さんと辛島さんを呼び込む。
つーか久米さん、お元気だなぁ…と改めて。この時点で九時半過ぎてるからねー。
EC4: 灰とダイヤモンド
久米さんと辛島さんをお見送りしてから、一瞬の沈黙。
夏菜子「いや…沈黙ってさ、なんか照れるからwww
……最後に皆さんの大きな声のZ、貰ってもいいですか!?今会えるアイドル、週末ヒロイン ももいろクローバー」
全員「Z~!!!!!」
「灰とダイヤモンド」。
しっかり舞台前面に立って、歌い上げるメンバー。
なんか、いつもの「灰とダイヤモンド」と違う感じ。
……自信?!
堂々として、しっかり唄っていて。
ストリングスの素晴らしさも有るのかもしれないけど。
今迄で一番良い「灰とダイヤモンド」だった。
唄い終わり。
またセンターにマイクを置き。
五人揃って「ありがとうございました
~!!!!!」
上手側(舞台に向かって右側)にハケるメンバー。
れにちゃんと完全に目が合って(主観的)
。
手を振ってくれたので、思わず会釈してしまったwwwwww
そしていよいよ終わりと思った瞬間。
舞台下手に、久米さんが。
再び「大きな古時計」の朗読。
盛大な拍手が、劇場内を包み込んで終了。
ももいろ夜ばなし第二夜『玄冬』。
もーこんなレア公演のチケットが当たる事は無いだろうな。
でも素晴らしく楽しくて。
正直。
ももクロ大好きだけど、コールとか口上とか。
「何で今のタイミングで入れるの?!」
って時がたまにあったりして。
コールとか口上とかが無い方が、
ライブ映えする曲がたくさん有るので。
(コールとか口上を全否定してる訳では全く有りません。TPOによってですからねー。)
ただ好きだから、コールとか入れるのは「愛」では無い。
改めて、そんな事を思ったりして。
すんごく考えたり感動したり。
改めて自分の中の「ももいろクローバーZ」とは何か?と問いただしたライブ後でした。