ずっとボーカロイドには否定的な立場だったように思う。
文字に音程とリズムがついているだけの美声。
それがボーカロイドに対する私の評価だった。
初音ミクが発売された時には、かなり興味を持ったというのに。
いつからか、家族がボーカロイドばかり聞くようになって、耳に慣れてきたせいか、少しずつ好きな曲ができてきた。
でも、歌詞までじっくり聞くと「なにこれ? こんなのまともな日本語じゃない」と思った。
初音ミクの消失だとか、ボーカロイドの意味を感じる歌は良いと思っていたけど。
ボーカロイドの曲を作る人を、○○Pと呼ぶのだが。
私の一番好きなボカロPは164だ。
はじめて164の「天ノ弱」を聞いたのはいつだろうか?
歌詞がどうとか、メロディがどうとか、そんな些細なことは何も気にならなかった。
この人の作る世界はすごいと思ったんだ。
失恋の痛みをこんな風に表現できる人が、ボーカロイドで曲を作っている。
この人にしか作れない世界が在る。
そういったすばらしい才能に出会ったとき、涙を流すものだ。
いろいろ良い曲があるけれど前出の「天ノ弱」と「例えば、今此処に置かれた花に」は秀逸。
私はダウンロード版で持っている。
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ニコニコ動画でも聞けるので、一度味わって欲しい。
youtubeでも。
おすすめは
天ノ弱
例えば、今此処に置かれた花に
青