読書メーター '15年12月 | 一歩一歩でいいんじゃない?

一歩一歩でいいんじゃない?

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12月はなかなかのペースで4冊。

もう少し読み進めたかったのですが、年末のバタバタでペースが鈍ってしまいました・・・。

ちなみに'15年は39冊の本を読みました。1ヶ月に約3冊ということになります。
まぁ、こんなものですかね?


2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1424ページ
ナイス数:38ナイス

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)感想
'80年代に書かれた短編集。どの作品も「裏」があり、それを最後まで読者に読み解かせない工夫がされている。「踊り子」や「さよならコーチ」は真実を知った時には「切なさ」を感じたし、「犯人のいない殺人の夜」の(描き方の)トリックには東野圭吾に「やられた」という感じ。それぞれが十分に楽しめる作品だった。
読了日:12月19日 著者:東野圭吾
剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 (文春文庫)剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 (文春文庫)感想
'17年NHK大河ドラマの事前勉強。戦国時代は自分のストライクゾーンだが、井伊直虎についてはほとんど知らなかったので新鮮な気持ちで読めた。時代が時代、あまり資料が残っていないということなので、著者が創作した部分が大半を占めると思われ、ファンタジー要素をどう考えるかで評価(好き嫌い)が分かれるところだろう。直政以外はマイナーな一族であり、名前も似ているため、冒頭の家系図を時々チェックしないと話の流れに乗れない。大河でも一般受けするかは微妙だが、お家の一大事に女性が立ち向かう話は題材としては悪くないと思う。
読了日:12月13日 著者:高殿円
ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)感想
前半が速水(ジェネラル・ルージュ)のスピンオフ。中盤が海堂尊の歴史(書きたい放題(笑)?)で後半が自作解説と用語辞典というファンブックのような本。作者には申し訳ないが、前半だけで良かったと思ったのは自分だけだろうか?ただ、この本を読んだことにより、海堂シリーズを読破したい気持ちになったので、そういう意味では作者(宝島社)の思惑にのってしまったのかもしれない。
読了日:12月6日 著者:海堂尊
禁断の魔術 (文春文庫)禁断の魔術 (文春文庫)感想
ガリレオシリーズ。『禁断の魔術』の一遍を加筆・改稿し、文庫化したらしいが、残念ながらそこまでの作品には思えなかった。なんとなく先が読めてしまい、良かったのはラストシーンの「湯川と古芝君が対峙したシーン」の緊迫感ぐらい。このシリーズの醍醐味の一つである「科学(物理)」が犯罪や事故にどう関係しているのか?が中盤で明らかになってしまっているのも、残念に思えてしまう原因だろう。
読了日:12月3日 著者:東野圭吾

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