読書メーター 9月分 | 一歩一歩でいいんじゃない?

一歩一歩でいいんじゃない?

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9月は「面白い本」に出会えた事もあって、良いペースで読み進められました。


10月も良い本に出会えると良いのですが。



2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1957ページ
ナイス数:39ナイス

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)感想
下巻になって白鳥が登場し、一気に事件解決に動きだすが、期待していた田口先生との絡みは少なめ。また、「歌(音楽)が聞いている人の頭の中に映像を伝える」というのは、ちょっと中途半端なミステリー。特徴のあるキャラクターは多いのだが、ストーリーとしては今一つで残念。この後のシリーズを読みつづけるべきか、悩まさせられる作品だった。
読了日:9月30日 著者:海堂 尊
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)感想
シリーズ第二弾。この上巻では、田口先生は「脇役」、白鳥は「まだ登場せず」と前作とは大きく流れが異なっている。きっと伏線を張っているのだろうが、少々退屈。下巻での盛り上がりに期待したい。
読了日:9月22日 著者:海堂 尊
三匹のおっさん (文春文庫) 三匹のおっさん (文春文庫)感想
「痛快」の一言に尽きる作品。それぞれ個性豊かな「三匹のおっさん」の活躍が中心に6話が収められている。現代社会の問題に「おっさん」が立ち向かうストーリーがあまり堅くなりすぎないのは、キヨさんの孫・祐希と則さんの娘・早苗の存在があるから。とても、バランスがとれた作品に仕上がっている。もう、今から「ふたたび」を読むのが楽しみだ。
読了日:9月17日 著者:有川 浩
分身 (集英社文庫) 分身 (集英社文庫)感想
この物語の主人公「鞠子」と「双葉」のストーリーが交互に描かれていく形式。最初は別な場所で別な人生を送っていた二人の距離が運命に引き寄せられるかのように縮まっていく。読者にとっては、両方のストーリーが頭に入ってくるので「先読み」しやすいのだが、それでも驚かさせられることが多かった。また、重いテーマが隠れていたはずなのに、最後に出会ったの二人会話と「檸檬」から清々しい気持ちにさせられたのは東野圭吾の上手さなのだろう。
読了日:9月8日 著者:東野 圭吾
のぼうの城 下 (小学館文庫) のぼうの城 下 (小学館文庫)感想
下巻は忍城vs三成軍の戦いが中心。最初の忍城攻めでの丹波、酒巻、和泉の活躍、水攻めに対する「のぼう様」の策略(?)と見どころが満載。登場人物たちの魅力も伝わり、それがより一層、物語を面白くしている。やはり、この物語のクライマックスは「のぼうvs三成」の直接対談。のぼう様の凄さが凝縮されている。もし、この人が秀吉の臣下に加わっていたら・・・そんな事は望まないですね。
読了日:9月2日 著者:和田 竜
のぼうの城 上 (小学館文庫) のぼうの城 上 (小学館文庫)感想
秀吉の小田原攻めからすると支城「忍城」での戦いは完全なサイドストーリー。ただ、石田三成に煮え湯を飲ませた戦いとして有名(?)であり、その戦いを扱った小説として以前から読みたかった一冊。三成を手玉に取るのは城代「のぼう様」ということになるのだが、どうも「雲」ようなお方。今まで巡り合ったことのないタイプの武将(武将と言って良いのか?)。なぜか人望のある「のぼう様」がどう三成を破っていくのか下巻が楽しみ。また、のぼう様を取り巻く3武将と甲斐姫の活躍にも期待したい。
読了日:9月1日 著者:和田 竜

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