あるワークショップの課題のひとつに「自分が実現したいと思っていることが、最高の状態になったときのイメージを具体的に書く」というものがあった。僕が書いたものはこれ。
すべての人がイキイキと輝ける社会。そこには既存の枠組みに収まることなく、次々と社会をよくするためのイノベーションや機構が生まれていく。子供への教育方法、企業のあり方もかわった。それはまるで、すべての人が一つの世界のために生きているような印象に変容した。各国の政府も自分の国だけを考えるのではなく、世界の一員として、何が自分たちにできることを考えるようになった。
過去の「勝ち組、負け組」、「先進国、途上国」といった枠組みで物事を考えるのではなく、「今、世界に自分たちができることは何だろう?」そんなことを念頭に置きながら、すべてのものが有機的につながりながら、社会は動く。
過去に問題となったメンタルヘルスの問題などは自然と減少の一途をたどり、すべての人がお互いを尊重しながら生きるようになった。「誰一人として、間違った意見はない」という前提に立ちながら、すべての人が生きる。
競争を促進していた世界から、信頼・受容を重んじる世界に変容した。このような世界から誕生する若者が社会をまた作り上げる。未来は明るい。
まるで自分の今年1年の変化の縮図のよう。ここまでの変化が起こることは想像もしていなかっただけに、改めて1年前の文と比較するとびっくりです。
2008年はリーマン、トヨタに始まり、今まで成功とされてきたものが次々と壊れた。2009年は新しい時代の幕開けになるような気がする。これからどんな社会・時代にするかを決めて、作っていくのは僕たち。なんか上に書いたような変化を少しでも起こせるようなことをしていきたいなー。
そんなことを思った仕事収めの年末。
