あるワークショップの課題のひとつに「自分が実現したいと思っていることが、最高の状態になったときのイメージを具体的に書く」というものがあった。僕が書いたものはこれ。



すべての人がイキイキと輝ける社会。そこには既存の枠組みに収まることなく、次々と社会をよくするためのイノベーションや機構が生まれていく。子供への教育方法、企業のあり方もかわった。それはまるで、すべての人が一つの世界のために生きているような印象に変容した。各国の政府も自分の国だけを考えるのではなく、世界の一員として、何が自分たちにできることを考えるようになった。

過去の「勝ち組、負け組」、「先進国、途上国」といった枠組みで物事を考えるのではなく、「今、世界に自分たちができることは何だろう?」そんなことを念頭に置きながら、すべてのものが有機的につながりながら、社会は動く。

過去に問題となったメンタルヘルスの問題などは自然と減少の一途をたどり、すべての人がお互いを尊重しながら生きるようになった。「誰一人として、間違った意見はない」という前提に立ちながら、すべての人が生きる。

競争を促進していた世界から、信頼・受容を重んじる世界に変容した。このような世界から誕生する若者が社会をまた作り上げる。未来は明るい。



まるで自分の今年1年の変化の縮図のよう。ここまでの変化が起こることは想像もしていなかっただけに、改めて1年前の文と比較するとびっくりです。


2008年はリーマン、トヨタに始まり、今まで成功とされてきたものが次々と壊れた。2009年は新しい時代の幕開けになるような気がする。これからどんな社会・時代にするかを決めて、作っていくのは僕たち。なんか上に書いたような変化を少しでも起こせるようなことをしていきたいなー。


そんなことを思った仕事収めの年末。


Step by step-シンクロニシティ



1月に参加するワークショップの参考図書になってた「シンクロニシティ」という本を読み終えた。

アメリカ史に残る汚職事件「ウォーターゲート事件」に直面し、「リーダー」という存在に不信感を募らせた弁護士ジョセフ。彼は、「真のリーダーとは何か」を求めて旅へ出る。哲学者、物理学者、経営者など、さまざまな先導者たちと出会った彼は、新たな境地を見出していく。
彼は弁護士事務所のパートナーを辞め、あの有名なALFを立ち上げ、ロイヤルダッチシェルでシナリオプランニングのチーフを勤める。現在はMITで授業などをしているみたい。



スケールや状況は違うのかもしれないけど、ジョセフがALFに向けて行動を始まる前の葛藤や思いというのは、すごく自分に重なる。「競争」、「勝ち負け」という世界から違う次元にいこうとする瞬間というのは、みんな同じような思いなるんだなとちょっと安心しました。



この本で訴えている真のリーダーとはLeader as Servantという像。自分が思い描いてたものと本当に重なった。



ある人が、僕の答えを見つけだせない状況、何をしたらよいかわからない状況をみて、「素晴らしい、最高だね」といった。そのとき、僕にはその意味がわからなかった。???の連続だった。でも、この本を読んだら、少しだけ意味がわかりました。1月に参加するワークショップを紹介してくれたのも、同じ人。僕は気づいていないけど、何かに導いてもらえているんだろうなー。



本当、最近不思議なくらいタイミングが重なったように、僕が動かしてくれている。

さっき会社の後輩から電話がきた。


最近、集に1回くらい彼から電話をもらう。彼と話すとすごく元気になる、明るくなれる。とっても今気持ちいいなー。なんか心があったかいよ、今。この感覚大好きだな。


僕の心の状況を知っているかのようなタイミングで色々と話しかけてくれる彼は、すごく頼もしい。4月に彼と出会ったときとまるで印象が違う。自分と全く違うと思っていた。でも、実際はすごく似てた。というか、人ってみんな根本は同じなんじゃないかな。


なんか自分の輝き方を見つけた彼はすごく魅力的だなー。


会社一緒にやろうっていう言葉に普通に「うん」といってしまうほど、引き寄せられた。こんな仲間を少しでも増やしたい!でも、それが少しずつできてきているかもしれない。

尊敬できるマネジャー、先輩、後輩、そんな存在を見つけられた。

なんだ、前進しているじゃん!


僕もこのまま止まってられない。

自分の中で明確な変化を起こして、周りに伝えていきたいなー。まだ自分の中でぐるぐる回って自己完結している感じ。もどかしいーーー。


早くみんなが輝ける組織を作れるリーダーになりたいなーーーーーーーー。そんなことを強く思った。

なんか突然、夜中に元気がでる。同じ思いを持つ仲間がいるって、すごく心強いな。


素敵な電話をありがとう。