生まれて初めてのドライブにクロちゃんは車窓に夢中で楽しそうでした。

フロントガラスの前に座ったりしてまるで初めて電車に乗った子供にようにはしゃいでは
車窓と私の顔を代わるがわる見て、つぶらな目をクリクリさせて興奮してました。
短いドライブも終わり、ようやく伯父の家に着きました。
そこは想像していた以上に辺り一面、うっそうとした林

の中で伯父の家を
含め数件の家がポツポツと建ってました。
不安と寂しさを感じつつもクロちゃんを預けると、そんな気持ちを察したのか
伯父は 『 いつ来てもええよう、鍵の開け方、教えとくから 』 と言ってくれました。
そんな伯父のやさしさに甘え、いつまでも私を追って泣き叫ぶクロちゃんの声に
後ろ髪を引かれつつも旦那にうながされ伯父の家を後にしました。
車に乗っても泣き叫ぶクロちゃんの声が耳から離れず、涙が止まりませんでした。
『 また、見に来たらええやん 』 と言ってくれた旦那のやさしい言葉にも答えることができない
くらい悲しくて仕方ありませんでした。
飼い主がやっと決まって喜ぶところなのになんでこんなに悲しんだろう
