何かが足元で音をたてた・・・
愛車は、ルート10を走って北の町へ向かった。
ワイフがつけたカーラジオから、懐かしい歌が流れた。
煙っている空の色は、遠い国からの流れ者だろうか。
ダッシュボードの上で、黄色いミニカーが揺れている。
車が長い橋を超える時、ワイフが生まれた町が遠くに見えた。
NY(西淀川)の砂の埃っぽさよ。
NY(西淀川)で大野川とは川ではない。
ドブ川を埋め立ててできた遊歩道のことだ。
若い男が趣味の悪いホーンを鳴らした。なにわナンバーの車だった。
足元で何かが切れたような音がした。しばらく走ると、またその音が聞こえた。
風の匂いは、やがてラーメンの汁の匂いに変わった。
というわけでですね、今日家族で幸楽苑に行きました。
その時にホンマに久々に履いたのが
ナイキのエアクキニというスニーカー。
かれこれ10年ちょい前になりますか、買うたのは。
靴全体にゴムが張り巡らされているようなやつで、
なんか締め付けられるような履き心地でしたから、
あんまし履かんかったんですよねぇ・・・
いやな予感はしたんですけどねぇ。
クルマ運転してたら足の甲のあたりでなんか
「プチッ」ていう感じがして。
それから何回か「プチッ」て感じがして。
ほらね、
こーゆーことです。
そして予想通り・・・
ソールもおなじみ加水分解
またひとつ、さよならスニーカー。
ごめんね、あんまり履かんくて。



















