どこへいこうとしている?
さきへ さきへ 見えないさきへいこうとしている
ただ
どこか どこだか まったくじぶんでも 見えないのだ
ただ ただ いまここでなく
どこか とおくへ いこうとしている
それでもわたしは変わらないかもしれない
けれどよく見えないかもしれない
けれど そのばしょへ
かたちのない 通過点の上へ
いこうとしている とおくへ いこうとしている
じぶんにはそれがわかる
それだけがわかる
どこへいこうとしている?
さきへ さきへ 見えないさきへいこうとしている
ただ
どこか どこだか まったくじぶんでも 見えないのだ
ただ ただ いまここでなく
どこか とおくへ いこうとしている
それでもわたしは変わらないかもしれない
けれどよく見えないかもしれない
けれど そのばしょへ
かたちのない 通過点の上へ
いこうとしている とおくへ いこうとしている
じぶんにはそれがわかる
それだけがわかる
思い浮かんだ言葉の切れ端ですら 思い出せない
すべからく 思い起こしても
捨てても 消えても
どれだけやさしくても
忘れようとしても
思いは果てなく続きます
拒んでも拒みきれないのを
自分で分かっていて楽しんでいるような
そんなことを景色を通してきみを見ながら考えているのです
綺麗に消えてなくなる
小説の余韻
思い出して 一節がどれだけの重さかを
知らないまま教えようとしています
ここの重力が変わり重くなる
それでもいいからわらおうとすることが
あしたを作る
打ち間違えそうになった
すらりとのびるもの
形状を作るもの
人の優しさや思いやりだとかそういう類の
視界の切れ端に映る意識の色
そんなものいちいち取り上げていたらキリがないので
見えないように視界から消すしかないのです
それいがいに自己防衛が備わっていないのです
腕にする石がときどき笑いました
それを隠すように笑いました
きれいだねと人は言わず
存在を認めようとしました
だれに気づかれなければいい
自己主張でも 自己陶酔でも 自己逃避でもなく
自己防衛なら 許される
その手法を使わせて頂くとしよう
それで助かるなら
視界を区切るのは必死だからです
そう見せかけているのではなく今日も湿気が
なまぬるい温度が僕らの上海を思い出させるのです
それに悲しくなり いっそうおもいを巡らせたところで
それ以外の意識はきえないのです