勘違いしてほしくないのだけれど、決して沖縄県民全員がそうだと言っているわけではない。
ただ新宿から沖縄に移住してきて主観的にそうだと思う機会が増えただけ。
私は生まれたときから犬のいる生活を送ってきたけれど、日に2回の散歩に朝夕のご飯。
完全室内飼いで、トイレのしつけやおすわり、待てのしつけ。
予防注射や狂犬病の注射、行政への届け出もするし、必要ならば病院にも駆け込む。
自分たちで判断して去勢したり避妊させるのを100%快く思ってはいないが、今まで飼ってきた子たちはみんな手術をしてきた。
お散歩でおしっこすれば水で流し、うんちは持って帰る。帰ってくれば足を洗い、毎日のブラッシングに時々シャンプー。
それらは犬を飼う上で当たり前のことだと思ってきたし、面倒だと思うなら犬なんか飼うもんじゃないと思っている。
沖縄に来ていろんな出会いの中で、ピットブルとラブラドールの雑種の女の子を引き取ることになった。彼女は生まれたときから完全外飼いで元飼い主の「家畜に散歩は必要ない」という考え方から、散歩も檻の外に出ることも知らぬまま育った。まだ1歳になったばかりの体力も好奇心もピークのときだ。
そんなこんなで犬を飼い始めると違った沖縄が見えてきた。
まずうんちの後処理をしない。あっちにもこっちにもうんちが落ちていて、糞の後始末をしなさい!という看板があちこちに立っている。
それから昔は野犬が多かったのと、今でも離島では犬を食べる文化があるからなのか犬を嫌っている人が多い。特に50歳から70歳くらいの男の人は散歩をしてると「しっかり紐につないどけ」とか「こんな危ないのを外に出すな」とか言ってきたりする。そんな家族に育てられたであろう子供たちは犬を見るなり「こわーーーーい!」と言って逃げていく。
散歩をしている人を全くと言っていいほど見ないのも面白いところだ。
その代わりに家の庭や駐車場でギャンギャン吠える犬によく出会う。みんな散歩もしてもらえず1日中外に放置だからストレスが溜まっているのだろう。
でも1つ面白いこともあった。
それは米軍さんのペットの飼い方だ。
彼らは犬や猫を家族として扱う分、しつけにも力を入れている人が多い。
彼女と散歩をしている時に出会う米軍さんはみんな彼女と遊んでくれるし、可愛い可愛いと褒めてくれる。その分、噛んだり飛び乗ると飼い主さながらしつけてくれるし、言うことを聞けばあのオーバーリアクションで盛大に褒めてくれる。言葉は分からなくても可愛がってくれているのがよく分かる。
新宿には間違いなく野犬なんていないし、育ってきた環境や固定観念の違いもあると思う。
でも家族として向かい入れた以上は、自分の子供や妻、夫と同じように接せられないものかと思う。自分たちは保険に入るけど犬は入れない、自分たちは病院に行くけど犬は行かせない、それじゃあ非人道的というか何か寂しいものを感じてしまう。
元飼い主は彼女が居なくなって寂しいと言っているみたいだけれど、寂しいと思う相手が人間ならば果たして言う事を聞かないからと殴るんだろうか?人と犬を同じにするな!と言われそうだが、私からすれば犬も人間も同じ動物である事には変わりない。
内地は~内地は~と何かにつけて言うけど、この点については自分がされたことよりもしてきたことについて目を向けてほしいと思う。

