私が福岡に引っ越してきたのが去年の3月。
ドルヲタになって5年目に入る前だった。
就職すると自分で使えるお金が増えるから、これからヲタ活ができる。
というのは、実はその時思っていなかった。
ももクロから始まった私のヲタ活は、5年目を前にして東北産とはちロケに絞られていた。
2組とも福岡は疎か、西日本にも滅多に来ない。
そう、私は推しグループがいない街に来てしまったのだ。
ばってん少女隊は福岡のグループで、割と前からモチベは維持し続けていた。
かねてより興味があったこともあり、5月のアルバムのリリイベは福岡、佐賀、熊本の3箇所に行った。
ばってん少女隊は自らBDM、Batten Dance Musicと掲げるように、独自の世界観を持つ。
ナンバーワンよりオンリーワンとは、まさにばっしょーに相応しい言葉だ。
そんな素晴らしい世界観に触れた翌週、新たなる刺激を求めていた私は、ついに九州のアイドルに手を出す訳である。
そして最初に計画したのが、九州女子翼の3マンイベント。
プレボ、Yamakatsuとのイベントである。
いずれも見たことは無かったが、ターゲットを九州女子翼に据えた。
九州女子翼って、なんかすごいかっこいいイメージがある。
メンバーも曲も知らず、恐らく東京女子流と半分混同していたものの、かっこいいアイドルを求めてHMVに足を運んだ。
プレボにせよYamakatsuにせよ、活動年数がそこそこあるグループで、やはり盛り上がりは凄かった。
そんな凄い2組の後に出てくる女子翼である。
俄然期待値は上がる。
そんな女子翼が一発目に放った曲。
それが「fruit music」
がっかりした。
バリバリかっこいい女子翼を期待していただけに、イントロの「パヤパ〜ヤ」を体が受け付けないのだ。
肩透かしにあったような。
超スローボールを投げられたバッターのような。
この日の印象は、fruit musicに最低の感情があったものの、絶対零度が結構良かったので相殺されたような感じだ。
そしてもうひとつ、私が「もう1回くらい」と思えた事情がある。
後に「アイドル界1の煽りマスター」と称することになる我が推し・山本愛理の存在だ。
ステージ上で彼女を見た私は、まるでそこにはちロケの播磨怜奈がいるように感じた。
当時私が彼女のことをどう表わしたのか、よく覚えている。
播磨怜奈と塚本颯来と廣田あいかを足したアイドル。
MCでの圧が播磨怜奈。
テンションが塚本颯来。
地声と歌声のギャップが廣田あいか。
最悪だった九州女子翼との初遭遇を、首の皮一枚繋ぎとめたのが、その山本愛理である。
彼女との出会いが、
しばらく先の「もう1回」に繋がり、
そのもう1回が
初めて行く定期公演、
推しの挫折、
奇跡の瞬間、
そして私自身の夢、
私が女子翼のことを、東北産と並んで推しグループと称するための階段を1つずつ作り上げていったのだ。
続く
🌊ブルーハワイ🌊
