尿の違和感が続いている。それもしかすると。。。 | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

性病科に務める現役スタッフだからこそ分かる
性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

こんにちは。ランドリーです。
※今回は長文です。

尿道炎の代表格といえば「クラミジア・淋病」ですね。

当院のお客さんの中にも

「クラミジア・淋病の検査は陰性(問題なかったという意味)
だったんだけど、尿をするとなんとなく違和感が残るんだよね」


そういった悩みをもつ方は多いんです。

その症状はもしかすると

「マイコプラズマ・ウレアプラズマ」かもしれないですよ。

「えっ!!なに? もう一回言って」

「マイコプラズマ・ウレアプラズマです。」

「なにそれ?はじめて聞いた!!」

なかなかなじみのない名前ですよね。

尿道(膣)炎の原因菌として有名なのはクラミジア・淋菌の2つです。

尿道炎の全体の40%くらいがクラミジアで、
淋菌は30%と言われています。

その以外の尿道炎の原因はマイコプラズマ/ウレアプラズマ菌が
関係していることが分かっています。


【感染経路】
・性行為(オーラルセックス・ディープキスなど)

【どんな症状が出るのか?】
・男性も女性も、クラミジアと症状は似ています。

・男性は、尿道の違和感、軽い痛み・痒みなどです。

・女性は、子宮頚部の炎症、オリモノの異常、痒みなどです。

・ただし、クラミジアと同様に自覚症状がないケースも多いです。

【治療方法】
・一般的には抗生剤の内服になります。
 ※治療方法は医師によって変わってきます。
 
【検査方法は?】
・男性は尿検査になります。

・女性は子宮頚部の粘膜をスワブなどで採取します。
 ※基本はPCRというDNA法を用いて検査します。

・結果は4日~7日くらいで分かります。

【治療しないで放置してしまうとどうなるか?】
・男性は、精巣上体・前立腺に進行し、炎症・不妊症を引き起こします。

・女性では、子宮頚部の炎症・骨盤内感染(卵巣・子宮・卵管など)へ進行する可能性があります。
※クラミジアと同様不妊症・腹膜炎等に進行するともいわれています。

冒頭で述べたお客さんのように、
しばらく尿道に違和感などを感じる場合は、
マイコプラズマ・ウレアプラズマに感染している可能性があります。

※冒頭のお客さんはウレアブラズマに感染されていました。

まずは検査して確認してみることをお勧めします。

現状、検査している病院が少ないんですよね。

ネットで「尿道炎 マイコプラズマ検査」と検索すると
検査可能なクリニックが出てくるかと思います。


検査をすることで、あなたの大事なパートナーを守ることにも
繋がりますしね。


では、あなたが少しでも早く性病の不安を解消できるよう、
心より願っています。