ドラマ「未来への10カウント」。木村拓哉演じる桐沢は子供達に話し合いを任せたが西条とボクシング部員は決裂。
本当は、大人が互いの主張を喋らせたうえで“母性”によって「あなたはそう思ってるんだね。分かりました。」と受け止めたかったところでした(「もっともです」等と正当化する必要はない)。そうすることで初めて西条の“意地”も柔らかくなり「ごめん」とも言えるもの。「謝れ」という“父性”だけでは、子供の気持ちはますますふさぎ込んでしまうということが分かる展開でした。
(概要)一部の教育現場では「残さず食べなさい!」と強いる、行き過ぎた「完食教育」が令和になっても行われている実態がある。ただ教員や保護者が「残さず食べてほしい」と思う気持ちは自然。
(感想)本人は極端に口数が少なく表情も乏しく人間関係が苦手。恐らく自閉症スペクトラムが障害域にあるのだと思います。このように先天要因に環境要因が重なると大問題に発展する場合があります。
だからこそ、先天性の症状にはどんなものがあるかを大人が知っておくことが非常に重要です。「あんたは変なことにこだわるんだから」等と接することが知らず知らずのうちに自閉症の子供を追い詰めています。
しかしもっと重要なことは、問題を起こすのが当たり前の子供に対しては「まず母性」で接するべきことを知っておくことです。なぜなら子供は「自分の気持ちを受け入れてくれる大人の言うことを聞こう」と思うのですから。
【ツイート⑤】
ある番組の特集で、学校で教師が「外の活動時はマスクを取ってもいい」と指示しても多くの子供が「恥ずかしい」という気持ちから付けたままだったそうです。
これは私案ですが、卒業アルバムの個人写真を撮影するプロにキラキラした素敵な表情の写真を撮ってもらいそれを教室に掲示すれば徐々に慣れるのではないでしょうか?
【ツイート⑥】
(概要)「飛び込むんですよ、高い所から、子供達が。以前もあった。水難事故が多々ある」(近所の人)
(感想)残念ですが、親御さんはこれまで事故がある度に「あんたも気をつけなさいよ」くらいにしか言葉をかけなかったでしょうか。何事もそうですが「気をつけなさい」は抽象的過ぎて子供にとっては指導にはなりません。時にはハッキリと「川遊びをしてはいけない」と釘を刺すべきだと思います。
心からお悔やみを申し上げます。
【ツイート⑦】
(概要)「2歳の息子は自分が気に入らない事があると『ノン!ノン!』。自己主張が強いのでちょっと心配(笑)」「1日10回は『好きだよ愛しているよ』と抱きしめている」
(感想)第一反抗期(自我の芽生え)なので「心配」ではなく正常な発達ですね。ハグは基本ですが、今は「そう嫌なのね」と意思(自我)を認める事が特に大切だと思います。
【ツイート⑧】
山口県阿武町給付金未返金問題。
自分に高額が振り込まれた時に直ぐに返す人とよからぬ事を考える人の違いは「自律心」の有無によりますが、これは幼児前期(1.5〜3歳)に獲得しやすい力です。この時期に子供の行動を微笑みながら待つ親の姿勢が大切ですし、更にその「自律心」の獲得の成否の鍵を握るのが乳児期に「基本的な安心感」を獲得できるかどうかです。
そもそも乳幼児期に親との間に形成される愛着が不安定だとギャンブルや薬物等への依存性が高まるとされています。これは愛着が不安定だと安心感が不足し、それを“補う”ために一時的に没頭して不安感を忘れることができるギャンブルや薬物に頼るものとされています。
【ツイート⑨】
(概要)調査委員会による報告書ではヨウヘイさんの自殺について「担任、副担任の厳しい指導叱責に晒され続けた」ことを理由に挙げている
(感想)身体的虐待ではなく心理的虐待によっても自死までする子供がいるのは感覚の敏感さが十人十色だからです。
このケースでは子供の命が失われたため心理的虐待があったことが明らかになりましたが、ある調査によると、不登校になっている子供とその担任とにアンケートを行った結果「不登校の原因は担任との人間関係である」と答えた子供の割合は担任の16倍だった。いかに担任が自分の指導の未熟さに気が付いていないかが分かります。