以前投稿した記事「まとめプレゼンテーション」シリーズの中で、子供が不安無く自ら母親から離れようとする母子分離”の時期について、以前は、漠然と「2、3歳ごろ」としていましたが、厳密には、2歳ごろに一度母子分離をした後、3歳頃に再度母親に接近(初めて母親から離れてみたものの、不安な気持ちが湧くためと考えられる)し、母親と一緒にいたい気持ちと葛藤した末に、正式に母子分離を果たすことになるそうです。
 そのことに関わって、以下のある2枚のスライドを新しいものと差し替えました。訂正内容と新しいスライドについては以下を、元記事についてはそれぞれ記事にジャンプしてご確認ください。

【訂正①】


 上記記事の2枚目のスライド(下スライド参照)の、下部の大きな水色矢印内に次の内容を新たに明記しました。

2歳頃に回目の母子分離があること(「母子分離①」)と、歳ごろに再び母親に接近し、母親と一緒(「母子共生」)にいたい気持ちと葛藤した末に、回目の母子分離を果たすこと(「母子分離②」)


(文字が小さくて見えない場合はダブルタップ後に拡大)


 上記記事の2枚目のスライド(下スライド参照)の、タイトル名(黄色箱)に重なっている水色箱内に次の旨を新たに明記しました。

3歳頃の母子分離までは、育児面の主導権は母親が握った方が、より安定した愛着が形成される


(文字が小さくて見えない場合はダブルタップ後に拡大)


 この記述は、最近よく見られる「父親も母親と同じように育児や家事を担うべき」という風潮を受けてのものです。

 因みに、自身の著書の中で「愛着を形成するべき時期に母親と離されることが、思春期や青年期後期に現れる原因不明の不登校や引きこもりの原因になっている」として“0歳児保育”にも警鐘を鳴らす臨床心理士の網谷由香利氏は、「父親が育児休業を取得した場合には母親が育児に専念できるように家事を専門に分担することが好ましい」と呼びかけています。もちろん、子供が父親の支援に抵抗を示さない場合はその限りではないと思います。