【ツイート①】
記事[公園の池で5歳児2人溺れ、死亡 佐賀県多久市](https://news.yahoo.co.jp/articles/8d592db05a9a18865e2b14aa7d0bee2bada5b9da)
《2人は友達で、家族の野球の応援で公園に来ていたという。姿が見えなくなったため家族が捜していたところ、松高君(5)が近くにあった池の水面に浮いた状態で、前田君(5)は水深約3メートルで見つかった。死因は水死。「男児が池の縁から転落した」という目撃情報があるといい、小城署が原因を調べている。》
→普段訪れない場所での事故。親御さんの悲しみは如何ばかりでしょうか。心からお悔やみを申し上げます。
あくまで一般論ですが、子供にとって初めての場所を訪れる場合、そこで子供を自由にさせる時間帯があるなら、①子供を終始親から離さないようにするか、もしくは、②先ず何より先に、子供に周辺の危険箇所について教えることが必要だと思います(親も知らない場合は一緒に探索して調べる)。
因みに学校の遠足で、子供の行動がバラバラになりがちな昼食場所に到着した時に指導者がまず初めにすることは、やはり危険箇所や行動範囲の基準について教えることです。
【ツイート②】
記事[【#許すなわいせつ教員】数十年間、胸にしまってきた忌まわしい記憶]
《群馬県の50歳代女性は小学6年の時、担任に突然叱られ、体育の授業中に胸を触られたという。それからというもの、自己肯定感が低くなり、何か身の回りで悪いことが起きると、「自分が悪いからだ」「全部自分のせい」と考えてしまうようになったという。
親にも相談できず、初めて周囲に打ち明けたのは、卒業から20年たった30歳代半ばの頃。青少年問題に関するセミナーに参加し、「いじめやわいせつ行為を受けた人達は全く悪くない」という話を聞いた。その場で人目もはばからずに泣いてしまい、講師に自らの体験を初めて話した。》
→何か身の回りで悪いことが起きると、「自分が悪いからだ」「全部自分のせい」と考えてしまうのは、特にHSCの子供にありがちな特徴です。突然起きた問題が強烈な外部刺激となって子供を襲い、感覚が人一倍敏感な子供はそれに圧倒されてしまい、冷静な判断ができなくなってしまうのです。
こういう場合は、決して子供のせいではないことを“筋道立てて”説明してあげる必要があります。
【ツイート③】
記事[「若者はなぜ外出するのか?」東京都が緊急アンケート調査](https://news.yahoo.co.jp/articles/34ce84f1228e968de2b59a163262f1944e9deb6f)
《緊急事態宣言中にもかかわらず、若者を中心に人の流れが抑えられていないとして、東京都が若者を対象に緊急の街頭アンケートを行っています。
「実際こういう活動(アンケート調査)をしているところを目で見ると、頑張ってくれてる人もいるんだなと思うと、気を引き締めなきゃと思いました」(若者)「GW中に外出控えてみようかなという考えになりました」(若者)》
→「見回り隊」が居酒屋を回ると嫌な顔をする都民が、珍しく「気を引き締めなきゃ」「外出を控えてみよう」と好感的な反応を見せました。これは、“宣言下でも外出する”という問題を抱えている(下表「充電場面」にいる)都民に対して、彼らの「気持ちを聞く」という母性の働き(「安心7支援」のうちの行為)を施した結果、「自力回復力」が生まれ「活動場面」に移り、“感染対策に前向きになる”という「探索行動」ができるようになった結果だと考えられます。
加えて、アンケートへの協力をもらうので、調査員は相手を「見て」「微笑んで」「穏やかな口調で話しかける」でしょう。これも母性の働きとしての「安心7支援」による行為です。
問題を抱えている相手に、初めから「感染対策をきちんとしなさい」と言う社会的自立を促す父性による“指導”を行っても「探索行動」は生まれないのですね。
当然子育てでも同じです。
【ツイート④】
記事[悪くないのに先生に怒られたらどうする? 発達障害ある子どもたちがVR=仮想現実で意思伝達学ぶ 静岡・島田市](https://news.yahoo.co.jp/articles/b88545ba1ee07c77e1dfca1f5067802f6ec676bc)
《発達障害のある子どもたちにコミュニケーション能力を高めてもらおうと、VR=仮想現実を活用した遠隔授業が静岡県島田市で行われました。
〇VRの映像
(友達)きのう、TVで出てたラーメン特集見た?
(自分)こうたくん、今授業中だから
(先生)そこの2人、何やってるんだ、今授業中だぞ!
(自分)え、なんで僕が怒られなきゃいけないの。ひどい、何かイライラしてきた
今回、体験するプログラムは「自分は悪くないのに、学校の先生に怒られた」という場面で、子どもたちは「深呼吸する」という対処方法を選びながら、自分の感情をコントロールする方法を学んでいました。》
→発達障害の有無に関わらず、もしも「お母さん、聞いてよ。今日学校でさ、……」と、自分のお子さんが、本記事と同じような理不尽な場面に遭遇したことをお子さんから聞いたらどの様にアドバイスするでしょうか?「深呼吸する」と言うのも、その場の怒りを一時的に収める上では有効だと思いますが、“理不尽さ”は子供の気持ちの中に残ります。
何より大切なのは、誰かにその気持ちを話して共感してもらうことです。私なら、中立の立場の養護教諭(保健室の先生)に話しに行くよう勧めると思います。
また、このVRに登場する先生のように「そこの2人、何やってるんだ、今授業中だぞ!」と高圧的な態度で注意すると、子供はたとえ理由があったとしても、その大人に何も言えなくなるものです。これは家庭でも同じです。では、どう対応するのが良いでしょうか?
先ずは「どうしたの?」等と子供の気持ちや都合を受け止める母性の働きによって子供の理由を穏やかな口調で聞くことが大切です。その後で必要があれば何らかの指導(社会的自立を促す父性の働き)を、やはり穏やかな口調ですれば良いと思います。
厳しい口調で指導するのは、同じ失敗を2回繰り返した時で遅くありません。なぜなら子供は発達段階上失敗するのが当たり前だからです。普段子供に「失敗は成功の元」と教えているなら尚更です。場合によっては、注意できない正当な理由がある場合もあり「怒らなくて良かった〜」とヒヤヒヤすることも…。
【ツイート⑤】
記事[低学年のころは勉強が得意だったのに……高学年での成績の伸び悩みを解消するには](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210120-00010005-benesseks-life)
《抽象度の増す高学年からの学習には、暗記や計算ドリル中心の学習ではなく、知的好奇心や興味を持って学習する姿勢が必要不可欠。しかし勉強を強制されて取り組んできた子供は「やらされている」との感覚が強く学習内容に興味を持つことができない。学びへの興味や知的好奇心を刺激するには、テキストに取り組む以外の体験がカギに。家でも簡単な理科の実験を行う、休日に博物館にいく等座学ではない学びの体験をすること》
→「暗記や計算ドリル中心の学習から知的好奇心を伴う学習へ」、本当にその通りだと思います。ただ、記事で勧められている「家でも簡単な理科の実験を行う」「休日に博物館にいく」等は実践しにくいです。
それよりもお手伝いが一番の実験学習だと思います。例えば「鍋の中で煮立っているパスタがグルグル回るのはなぜ?」「野菜を炒めると小さくなるのはなぜ?」等。それだけで立派な知的好奇心を伴う実験学習になります(しかも将来の自活能力の育成にも。一石二鳥)。ただし、その疑問に対して親御さんが「ほんとだ、不思議だねえ!」等と共感してあげることも大切です。そうすると考える力が劇的にアップして抽象度が高い高学年の学習にもついていけるでしょう。
【ツイート⑥】
記事[GW明けの自殺“増”懸念…SOSにどうすれば?「TALKの原則」とは]
《もし親しい人から「死にたい」と打ち明けられたり「自殺」のサインを感じた場合、文部科学省は「TALK(「Tell」「Ask」「Listen」「Keep safe」)の原則」が重要だと呼びかけている。
もし親しい人から「死にたい」と打ち明けられた時に避けるべき事は「頑張れ」等と安易に励ましたり「死ぬなんて馬鹿なこと考えるな」等と叱ったりすること。せっかく開き始めた心が閉ざされてしまう》