【ツイート①】

記事[川で溺れ男児が死亡、助けようとした男性不明 板橋(https://news.yahoo.co.jp/articles/b0d1f5099e9c4899d901fc04ce2b788e5b004505)

《男児(2)は川の河川敷の公園で友人2人と遊んでいたところ、友人のサンダルが川に落ちて流されたため、他の友人2人と合流して棒などを使って回収しようとしたところ、男児が足を滑らせて川に転落したという。》

我が子が川に物を落とした時、どうすればいいでしょうか?少なくとも子供の場合、自分で拾おうとせずに、近くにいる大人に助けを求めるのが望ましいと思います。お子さんに、いざという時の具体的な行動の見通しを与える指導が急務です。


【ツイート②】

記事[幼児教育で注目されている「学びに向かう力」とは? その力をどう育てる?](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210406-00010000-benesseks-life)

《「学びに向かう力」を幼児期に育むことで、文字・数・思考等の学習、いわゆる認知スキルの向上につながる》

発達心理学者のエリクソンによれば、幼児期後期(36)の心理的発達課題である「積極性」は、冒険・探索的な熱中体験によって育まれるとされています。この体験によって将来に役立つ「学びに向かう力」すなわち「非認知能力(意欲・問題解決力・対人調整力等)」が身につきます。この能力を身に付けるには、幼児期後期が最も適しているのです。因みに東大生の多くはこの「熱中体験」を経験しているそうです。

 一方で、早期教育という名の塾や習い事を幼児期の子供が果たして「冒険・探索的な熱中体験」という意識で行っているかどうかについては、親は今一度振り返ってみる必要があると思います。

 

【ツイート③】

記事[泣く女児に「大きい声で言え」 児童クラブの動画に批判](https://news.yahoo.co.jp/articles/ea6a73f78176096dcc1fdf85d5735383d95488b7)

《この日初めて施設を利用した女子児童が自己紹介を求められた際、うまく言葉が出ずに泣き続けたところ、支援員が「大きい声で言え」「秒数が進んでいく、1098……」「名前は?」「言うの言わないの、どっち」といった言葉を次々に浴びせる様子が撮影されている。

 市には動画を見た人などから「ひどすぎる」「原因を究明すべきだ」といった抗議や批判の電話が相次いでいるという。》

 その動画がこちら〜https://xn--vekw70ybyi.com/gakudou-movie.html


かなりの批判があり、どれ程怖いのかと思ったら、現場ではありがちな程度でした。ただし「それで良し」と言うわけでは決してなく、あくまでもありがちだということです。しかも小学校という公教育の場でさえです。

 一番の問題は、この指導員達が、この子が(初めての環境で自分の名前さえ言えないことから考えておそらく先天性の感覚過敏であることを認識できずに、カウントダウンをしたり「0」が近づくと「あ~あ」とプレッシャーを与えたりして、過敏な子供を更に精神的に追い詰めていること。本当に怖かったと思います。ただし、この症状は障害ではなく、単なる「気質」とされ5人に1人いるとされるHSCによるものである可能性もあります。

 この“感覚過敏特性に対する無理解さ”は、この施設に限ったことではなく、今の社会全体の問題だと思います。更には啓蒙をしない国(特に関係法令を管轄する厚労省と文科省)の問題です。

 これは間違いなく重大な人権問題です!


【ツイート④】

記事[叱るべき?それとも許すべき?わが子の「登園渋り」、どう対応する?](https://news.yahoo.co.jp/articles/f71fbfb93641d0c0f797c6066becac472baf98e7)

《まずは、親が「そう、保育園(幼稚園)に行きたくないのね」と寄り添い、カウンセラー的聞き方をしてあげましょう。むやみに励ましたり、頑張らせたり、説得したりするのではなく、また、ただ、「うん、うん」とうなずくのでもなく、「そうなんだ、保育園行きたくないんだ」と子どもの口から出た言葉を繰り返すのです。こうした「能動的聞き方」や「傾聴」で一度、子どもの気持ちを受け止め、共感していることを示しましょう。親に気持ちをぶつけて分かってもらえたことで、気持ちの切り替えができて、園に行けるようになることもあります。》

「親に気持ちをぶつけて分かってもらえたことで気持ちの切り替えができて園に行けるようになることもある」と言うのは、母性の働きによって気持ちを受け止め安心感が生まれた結果、子供に自力回復力が生まれ、問題を抱えた「充電場面」から問題が解消された「活動場面」へと移動することができた(下表参照)ということに当たるものだと思われます。

 なお、このようなケースの場合養育者の内在化」が実現されていないことが多いと思われます。これについては、精神科医の杉山登志郎氏が次のように説明しています。

「乳幼児は、母親と外の世界を行ったり来たりしているうちに、親が目の前にいなくても、親のイメージを子どもが自分の意識の中に呼び起こすことができるようになる。これを、『養育者のイメージが子どもの意識の中に内在化すると言う。そのため、徐々に母親と離れる距離が長くなっていき、やがて玄関に、更に幼稚園に出かけていけるようになる。それはつまり、子どもの意識の中にある養育者のまなざしがいつも子どもを守るということ。私達が苦しい経験に打ちのめされた時、それでも人生を頑張ろうと思えるのは、しっかりと愛着を結んだ自分の親が心に思い浮かび、その存在が助けてくれるから。そのため、その基盤となる幼少時の愛着が不十分だと大変になる。」

 つまり、それまでの親による愛着形成行為が不十分であったことが原因ですから、それを棚に上げて「頑張って行きなさい」と言うのは酷だと思います。その朝は無理強いをせず、その晩に「安心7支援」の中でもスキンシップを中心に、たっぷりと愛着形成を図ることが大切だと思います。


【ツイート⑤】

記事[「ぺこぱ」がお手本になる?子を否定する母を救った「置き換えの魔法」](https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210405-00081882-gendaibiz-life)

《「飽きっぽい好奇心旺盛」「こだわる信念が強い」(リフレーミング)そのように考えたら、楽になったそうだ。同時に、母である女性の否定的な発言が減ると、息子さんに笑顔が増えたという。》

それまでは口を開けば子どもへの否定の言葉が出てしまっていた母親だったが、息子さんに対する言葉が変わったら息子さんに笑顔が増えたというケース。

 褒める基本は大きく2つです。1つは時間軸上での前の子供と比べて良くなったか?に対する評価(縦断的評価)。もう一つが、その子ならではの良さに対する評価(横断的評価)。今回の記事の場合はこの後者に当たります。

「言葉が変わっただけで評価の対象は同じ息子さんではないか?」という疑問もあるかもしれませんが、子供にしてみれば、自分の個性を否定的に捉えられるか肯定的に捉えられるかは本人の自己肯定感に大きく影響してきます。


【ツイート⑥】

記事[手相にも言葉にも演技にもあふれてた竹内結子さんの「人としての美しさ」](https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210401-00081773-gendaibiz-life)


《その(竹内さんの)手のひらの中を走るシワを見て、私の心は一瞬で揺さぶられた。「なぜ、こんなにもたくさんの痛みや悲しみを引き受けてしまっているのだろう?」。感受性の塊のような手相だった。その目に見える相の美しさの根源に、壮絶な孤独感や傷つきやすさ、寂しさや悲しみの水たまりのようなものがあった。》

《「今の、迷える自由な大人も心地いいけれど、もっとちゃんとした大人になるには、物事の至らなさを許せることが必要なのかもしれないな、と思いますね。私も、ダメなところはたくさんあるわけだし……。自分の許容範囲を広げていくことは、課題かもしれない」(竹内さん)

およそ5人に1人いるとされるHSP(人一倍感じやすい人)4特徴に、「他者の気持ちに過度に共感する」や「周囲からの刺激を過度に受けてしまう感受性の強さ」があります。

 因みにHSPの他の特性には「高い想像力で物事を深く考える」「五感刺激に過敏」があり、以上の4つ全てが当てはまるとHSP(アーロン著「ひといちばい敏感な子」より)。一方で、同じ感覚過敏でも自閉症スペクトラム障害との共通項は「五感刺激に過敏」のみ。自閉症はその名の通り基本的に他者とのコミュニケーションはとりたがりません。逆にHSPの人は過度に他者の気持ちに影響を受けます。

 竹内さんがHSPかどうか分かりませんが、上記のような特徴は正にそれに当てはまります。また、「至らなさを許せる大人になりたい」という考え方からも、相手を傷付けず尊重しようとする彼女の繊細さが感じられます。他者を許さないことで生じる不快刺激を避けようとする表れと言えるかもしれません。


 しかし、思い起こせば、私も今まで出会ってきたHSPタイプの人は、どの人も皆、竹内さんのように優しくて思いやりのある人達でした。