【ツイート①】
記事《「泣いてばかりの日々だった」子どもが不登校になったママたちの体験談》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201031-00026438-tamahiyo-life)
「不登校に陥った際に、まず言えることは、学校に登校しづらくなった時はエネルギーがない状態なので、あれこれやらせようとしないこと。親ができるのは、安心して寝て、食べられる空間と時間を確保することで、そうした姿勢が大切」「お子さんにエネルギーが貯まってきたら、表情も良くなるし、食事や睡眠も安定してくる。様子を見ながら学校に徐々に復帰する計画を、お子さんを交えて担任の先生方と話し合って作っていけるといい」と専門家。
→このブログで繰り返しお伝えしていますが、問題を抱える「充電場面」にいる子供に必要な支援は「安心7支援」等による母性の受容の働きです。
その後エネルギーが溜まったら、子供が探索行動ができる「活動場面」に移り、初めて「学校に徐々に復帰する計画」を練ることができるようになるのです。
ちなみに、心療内科医でホスピス医でもある森津純子さんは自身の著書(森津2005)の中で、不登校に陥った子供を学校に復帰させるための3段階の接し方として次のように指摘しています。
「①休むことに専念する時期「こんなことくらいで休んではいけない」と子どもに思わせない(親が子どもに感じさせない)②エネルギーを蓄える時期③生活準備のための自信をつける時期」
この①と②は、問題を抱える「充電場面」にいる子供に対して「安心7支援」(→https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)等によって受容の働きに当たるものですし、③の「自信」についても、その基礎となる自己肯定感は「安心7支援」によって育まれるものです。
【ツイート②】
記事《否定的意見も…子どもの「早期教育」に意味はある? それともない?》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201031-00076634-otonans-life)
《「5歳までに何らかの教育をさせることで、子どもの潜在能力の礎となる部分が形成される」という早期教育は「子供の可能性を増やし、たくさんのチャンスや選択肢をつくることができるので、とても意味があるもの」》
→アメリカの発達心理学者エリクソンは、2歳から3歳は「自律性」を、3歳から6歳は「積極性」を身に付けることが必要と指摘しています。仮に親からやらせられる早期教育なら、この時期の子供に合っているとは私は思えませんし、本来の子供の発達の道から外れる選択ではないでしょうか。特に3〜6歳では探検遊びが大切とされているくらいです。
【ツイート③】
記事《小1女児にアプリで裸の写真送らせ男逮捕》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201029-00000200-nnn-soci)
《スマートフォンアプリを使って小学1年生の女の子に裸の写真を送らせたとして、会社員の男が逮捕された》
→ あくまで一般論ですが、幼い子供ほど「変な使い方しちゃダメだよ」等の抽象的なルールではなく、「スマホで知らない人と連絡を取ってはダメだよ」と言う具体的な表現にすることが大切だと思います。
【ツイート④】
記事《しつけの問題だ…「最近流行りの教育法」に専門家が怒りの警鐘》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201028-00029850-gonline-bus_all)
「最近の日本の若者にみられるレジリエンスの低さには『ほめて育てる』という子育てによって、ネガティブな気分を持ち堪える力が身につかず、逆境に弱くなっている」「幼稚園教諭への調査でも、過保護の親が多いことが分かった」との記事
→「褒める=甘やかす」という誤ったイメージがあるようです。「褒めて育てる」子育てでは、特に、子供が我慢したことや、やり通したことを褒めるのであって、褒める価値のないことは褒めません。そのために「待ち」の姿勢が求められ、過保護にはしません。
褒めることそのものを否定するこの記事によって、子供に厳しく接する意識が重要視され、親子間の愛着が一層不安定になる恐れがあります。場合によっては「やはり体罰で厳しくすることは必要」という意識も…。
【ツイート⑤】
《産後うつについて(NTT東日本関東病院 産婦人科部長・医療安全管理室長 杉田匡聡先生監修)》
(https://medicalnote.jp/diseases/%E7%94%A3%E5%BE%8C%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85)
《多くの女性は、出産後の経過が正常な場合でも何らかの精神的な変調を経験します。ホルモンの急激な変化、出産そのものによるストレスや疲労、など女性が“母になる”変化を経験します。
このため、約30%の女性は、出産後2日~5日ごろに、涙もろさや不安定な気分、抑うつ、イライラなどを経験しますが、多くの場合一過性で自然に軽快します。これはマタニティブルーズと呼ばれており、生活や育児への支障は殆ど無いか最小限です。
ところが、抑うつ気分や過度の不安、興味または喜びの喪失、不眠、気力の減退等が2週間以上続く場合は、産後うつ病が示唆されます。日本では出産を経験した女性の約10%が産後うつ病を発症するといわれており、決して珍しい病気ではありません。母子双方に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、妊娠~出産期に見逃してはならない病気のひとつとされています》
→このコロナ禍の中、産後うつに陥るお母さんが増えていると聞きます。そこで、改めてそのことについての記事を調べてみました。この記事から得られる考え方は…
「自分だけが特殊なわけではない」
「出産後の精神不安定状態は殆どは一過性で済む」
「精神的不安が2週間以上続く場合には、遠慮せずパートナーや肉親に相談・受診するべき」(客観的な基準)
なお、「出産後の経過が正常な場合でも多くの女性が何らかの精神的な変調をきたす」のは、出産後に妊娠しないようにする人間の本能によるものだと記憶しています。子孫を残すために母体に危険が及ばないようにする人間の本能のようです。
【ツイート⑥】
記事《子の行動変えるのは「考える余地」を与える声がけ》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201026-35503556-nkdualz-life)
《よほど緊急の場合を除いて、「ダメ!」等と声の強さで威圧するのはお勧めできません。「今、周りを見ないで歩道に出ようとしていたよ。もし自転車が来ていたら危なかったよね、気をつけよう」といった具合に、禁止や命令ではなく、提案の形で少しずつ理解させるのです》
→強い言葉の延長線上にある暴言は子供の脳に物理的な悪影響を与えることが明らかにされているので、声の強さで威圧するのは良くないと言う指摘は同感です。
ただ、「周りを見ないで歩道に出ようとしていた」という例えは、「提案の形」を奨励するには相応しくないと思います。命や怪我に繋がる行為に対しては、むしろ強めの言い方をした方がいいと思うからです。普段から「安心7支援」(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)のような方法で、穏やかで肯定的な接し方をして、愛着(愛の絆)を築いていれば、非常時に強い言い方をしても問題ないと思います。
個人的には、指導のポイントは、①(威圧的にならないために)「…しようね」で終わること。②理由も示すこと。この2つだと思っています。例えば、「明日起きれなくなるから、もう寝ようね」「この間買ったばかりだから、今日は我慢しようね」等。
なお、記事タイトルにある「子供に考える余地を与える」については、記事の最後にふれられているだけのようですが、真意は「無理に従わせるのではなく、子供の言う通りにやらせて実感させる」とのことのようです。例えば、「足が冷たくなるから、靴下を履こうね」と言っても「イヤだ、履かない」と言うのだったら、そのままにさせておき、足の冷たさを実感させる、等のように。