【ツイート①】

「男(22)は小学6年の女児を名乗ってスマホゲームに参加。知り合った女児をLINEでのやり取りに誘い、『胸がふくらんできた』とウソの悩みを相談し『あなたの裸を見せてほしい』と頼んでいた。」との記事。

   今は子供でもスマホを持っている。この男は偽名を使ってスマホゲームに参加し、知り合った女児をLINEでのやり取りに誘い事件を起こした。親はそのことをどの程度まで知っていただろうか?


【ツイート②】

「千葉県松戸市のJAに勤務する女性係長が金庫に保管してあった現金計9633万円を着服していた問題で、県警は窃盗の疑いで元同支店出納係長の松永かおり容疑者(53)を組織犯罪処罰法違反、息子で無職の西弘樹容疑者(22)を犯罪収益等収受の疑いでそれぞれ逮捕した。松永容疑者は『息子のためにやった』、西容疑者は『自分で使ったり、人に渡したりした』等と容疑を認めている。」との報道。

   この事件は、ごく普通の母親が金の無心をしてくる無職の息子のためだけに着服したもの。TV報道によれば、この息子は一晩で30万から100万円を夜の飲食の為に使っていたという。母親が逮捕された後も、友人宅に紛れ込み、変わらず遊び続けていたそうである。友人によれば、母親に対する“良心の呵責”は微塵も感じられなかったと言う。これが、親子間の「愛着(愛の絆)」が崩壊した最期の姿である。


【ツイート③】

記事「<仙台・高1自殺>遺族「担任、幾度も罵声」県教委、第三者委設置へ

「遺族側が県に対して第三者委員会設置を求めた文書では『入学直後から学校の担任に幾度となく罵声を浴びせられた』と指摘。一方校長は『担任の指導は厳しかったが逸脱はない』との認識を示した。」との報道。

   辞書によれば「罵声」とは「大声で悪口を言う声」とされる。「担任が幾度となく大声で悪口を浴びせた」と言う指導は、東京都教育委員会が設定している「不適切な行為(⇨http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2014/files/release20140123_02/shiryou1.pdf)」の定義で挙げている「暴言等(罵る、脅かす、威嚇する)」には当たらないと言うのか?

   また、罵声を浴びせても自殺まではしない子供もいる。つまり、子供によって感じ方が違うのだ。その事に教師達は気が付いていない。罵声を浴びせる等の厳しい指導をする教師は他にも沢山いる。つまりこの事件は氷山の一角。いつまた同じような事件が起きても不思議ではないのだ。

   もちろん、この事は家庭においても同様であるが、この場合はもっと深刻で、子供の唯一の心の拠り所である親という「安全基地」が失われる危険がある。


【ツイート④】

記事「学校給食は「残すな」より「食べ残せ」が正しい

「専門家によると、基礎代謝量(体を動かさなくても消費するエネルギー量)だけをとっても、同じ年齢、性別、体格で最大20%程度の個人差があるとの事。しかも、基礎代謝量は遺伝子レベルでほぼ決まっている。これに活動代謝量(体を動かすことで消費するエネルギー量)を加味すれば、同じ学年の子供でも代謝量は更に大きく違ってくる。」との記事。

   基礎代謝量は遺伝子レベルで既に決まっている先天性のもの。それを無視して完食させる事は、まるで先天性の身体障害を持っている人に「走れ!」と言うようなものである。


【ツイート⑤】

記事「高須院長“脅迫”BTSファンの謝罪に「よろしい。許します」

「1人のファンから『先日、殺害をほのめかすようなことを言ってしまい申し訳ございませんでした』と謝罪を受けたと言う高須氏。『親にこの事を話し、たくさんのお叱りを受けました。SNSとの付き合い方を見直そうと思います』と改心への思いもつづられ、高須院長は『よろしい。許します』と受け止めた。」との記事。

   きちんと謝罪したこの若者は立派である。叱ってくれる親がいるおかげだと思う。ただし、親は“身内側”なので「たくさん叱られました」がいい。


【ツイート⑥】

   朝の情報番組で、保育園を意図的に落選する親が増加している現象について特集していた。

   番組冒頭に、現在日本では、育児休業は1年までは無条件に取得できるが、1年半、2年と育休が伸びるたびに「育休やむなし」との旨の申請(この申請に「保育園落選証明書」が必要)を行う必要があるとの説明がなされた。次に、落選を希望する理由が紹介された。それは「①子育てに専念したい」「②仕事と子育ての両立に自信がない」「③子供が病弱である」というもの。

   この番組の中で専門家は「労働力不足と言う背景から現在国は外国人労働者云々を検討しているが、その前にこの育休期間を初めから2年取れるように国が改善を行わなければならない」「父親の育休取得率が低い」と指摘。

   更に、外国の育児休業期間の例が紹介された。フランスは無条件に満3歳まで育休が取れる。ドイツは無条件に基本満3歳まで。スウェーデンは無条件に原則1歳半まで。因みに、別資料によれば、スウェーデンやフランスは2000年代になってから、合計特殊出生率(一人の女の人が一生に生む子どもの数)が2.0人ぐらいに回復しているという。

   とにかく、母親が安心して育児に取り組める環境の中で、母親が笑顔で育児を行うことが子供との「愛着」形成においてとても重要。その事が子供の一生に大きな影響を与える。

   興味深いのは、「子育てに専念したい」と言う親が増えていること。増加の要因は分からないが、少子化問題にとってとてもいいことである。