つい先程、車を運転中、信号待ちで停車していたら、後ろから「ドン」と言う響きが!凍結していた道をスリップした軽自動車が衝突してきたのでした。
その後、契約している保険会社に電話をしました。電話に出たのは事故対応のプロフェッショナルの女性。事故にあったということをこちらから伝えるや否や、まず最初に飛び込んできた言葉が、
「それは大変でしたね。お怪我はこざいませんか?」
という“共感”と相手に対する“気遣い”の言葉でした。
もちろんこれがマニュアルに沿った対応だったとは思いますが、これが“問題対応のプロ”が発した最初の言葉でした。しかも、こちらが被害者である事を伝えたのはその後のことでした。つまり、加害者であるかも知れない相手に対して、“共感”と“気遣い”の言葉をかけてきたのでした。考えてみれば、被害者であれ加害者であれ、事故に遭い困っているのは同じですからね。
事故直後、正直私は、「面倒に巻き込まれたものだ」という思いにふさぎ込みかけていましたが、その女性の言葉を聞いてやはり心持ちがかなり軽くなりました。
「問題を抱えている相手には、まずは“共感”と“気遣い”の言葉をかける」
対応のプロから改めて教えられた私でした。
皆さんもお車を運転の際には十分お気を付けください。