聞いていて自然と涙が溢れてきたライブコンサートでした。

   沢田聖子(しょうこ)さんは、私が高校生だった頃にデビューした女性フォークシンガーで、当時ファンだった私は、あの頃の懐かしさを求めて参加した昨日のコンサートでした。
   ところが、そこで会ったのは「」や「」の大切さを心から伝えようとする全く新しい沢田聖子さんでした。
   おりしも、人の一生の人格形成に影響を与える幼少期の子供と母親との“愛着”形成の大切さをこのブログを通して情報発信している私にとって、“”を主眼にしたそのメッセージにはとても心を打たれました。

   次の詞は、沢田さんの最新アルバムにおさめられた「愛のバトン」という、この日のコンサートで歌われた歌の歌詞の一節です。
あなたから私へ 私から貴方へ
   は巡り巡って 幸せが満ちていく
   小さな愛は やがて人と人とを繋いで
   世界中 愛と笑顔溢れますように

   私にはこの詩が、母親から子どもへ、子どもから孫へと、母親との「愛着愛の絆)」という「」のバトンが、愛着形成のための愛情行為(例えば「愛着7」)によって引き継がれていってほしいというメッセージに聞こえました。そうすれば、全ての子供達が幸せな人生を送ることができるのです。
   しかし、世の中には母親から「愛のバトン」を受け取る事ができず、不幸せな生活を余儀なくされている子供達が数え切れないくらいいるのです。私には、沢田さんが、まるでその子供達みんなの幸せを訴えているかのように聞こえました。すると自然と涙が溢れてきて、私は何度となくその涙を拭いました。

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   今私は、いつか世の中に「愛着(愛の絆)」の大切さを知っていただき、そのサポートをさせて頂くという私の”を実現できるよう、私なりにその準備作業に取り組んでいます。今日のコンサートを聞いて、改めてその事を実行に移す勇気をもらいました。

   最後になりますが、今日のコンサートで別の意味で印象に残ったのは、沢田さんのきらめくような笑顔でした。沢田さん自身、幼いお子さんをお持ちのお母さんです。こんな素敵なお母さんの笑顔に接する事ができるお子さんは幸せだと感じました。