ある日のこと、ちょうど小学校の下校時間帯に車を運転していたら、前から1人の女の子が歩いてきました。学年は4年生くらいだったでしょうか?下をうつむきトボトボと力なく歩いて来ます表情も冴えません。きっと学校で何か嫌なことがあったのでしょう。


   特に10歳くらいから子どもの脳は大人の脳に向けて変化いていくそうです。3年生までのような後腐れない友達関係ばかりではなくなります。特に、女子は男子よりも変化する時期が早く精神的に敏感になります。いじめ行為が増えるのもこの頃からではないでしょうか?特に見守りが必要になる時期です。

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   さて、寂しそうに帰路についていたこの女の子。家に帰った後、嫌だった気持ちを家の人、特にお母さんに話すことでストレスを緩和できたのかが心配になりました(「母性」の役割は“子どもの受容”です)。

   以前このブログで以下のような記事を投稿しました。

「いじめ」を無くすために親がすべき事〜「微笑み」で我が子がヘルプを言いやすい環境を作る〜

この中では、およそ被害児童も加害児童も、親に悩みを話すことでストレスを溜め込まずに健全な生活を送ることが出来るようになるという旨を述べました。更に、お母さんが不機嫌そうな表情をしていれば子どもは悩みを話しかけづらい事や、「愛着7」の中でも、母親の「微笑み」が子どもが親に悩みを話しやすい環境を作ること等をお話ししました。(詳細は上記記事参照)


   どのご家庭のお子さんも楽しそうに帰ってくる時ばかりではないと思います。でも、家に帰ってお母さんに会うと笑顔で自分を見てくれる、そういう環境を提供してあげることで、「お母さん、あのね…」という会話が始まるのだろうと思います。