【今回の記事】

【記事の概要】
   子どものスマートフォン使い過ぎに悩む親の救世主になれるか―。神戸市のベンチャー企業「Momo」が、使用時間や歩きスマホを制限できる機能が付いたスマホケース「OTOMOS(オトモス)」を開発した。親側から子どものスマホの使い方を決められる。8月末に発売する予定。
   子どものスマホをケースに入れ、親のスマホか専用のウェブサイトから操作すると、ねじが固定される外すには専用のドライバーが必要
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左がそのケース。右がスマホを装着した状態。

【感想】
   親が子どものスマートフォンの使い過ぎに悩んでいるということは、親の子供への注意が効かない、つまり親子間の関係が好ましくない状態にあるということだろうと思われる。
   そんな状況に、強引に親の力で制限してしまうケースを使わせたら、子供はどんな気持ちになるだろう。親に対する反発心がますます増え、その親子の関係は更に悪化してしまう危険がある。

   親が子どものスマートフォンの使い過ぎに悩むのは、学業への影響健康への影響等の何らかの理由があるからだと思う。先ずはその理由をきちんと子供に伝えることから始めたいものである。子供とて、自分の健康を害したり成績が下がったりすることは望まないはずである。
   ただし、言葉だけでは子供の気持ちはなかなか変わらない。下記のような資料を見せて具体的に知らせる事で初めて子供は使い過ぎによる弊害を納得するのである。
   因みに、健康に悪影響を及ぼす弊害だけで以下のようなものがある。
この中では、「目の疲れ(眼精疲労)」「ストレートネックによる肩こり」「内巻き肩」「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」「ドケルバン病」「テキストサム損傷」が紹介されている。子供の一生に影響する症状が多い。

   また、学業に及ぼす弊害には以下のようなものがある。
この中では、「『学習2時間以上+スマホ3時間以上』の子供は、『学習30分未満+スマホなし』の子供より成績が下がる」という驚きの事実も紹介されている。逆に、スマホや携帯電話の利用時間が1時間までの生徒の平均点は、全く利用しない生徒よりやや点数が高いという結果も紹介されている。

   何よりも、子供の問題行動が起きないように他者の力で押さえつけてしまっては、子供の我慢する力やより良い生活のために考え努力する力が養われないでしまう。結果的に、子供が社会に出た時に困るのだ。