【今回の記事】
「はやく食べなさい!」「はやく起きなさい!」子どもを毎日急かさない“ゆとり子育て”のコツ

【記事の概要】
   今日は『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が“急かしてしまいがちな子育ての対処法”をお話しします。
〜親の気持ち〜
早く出来るようになって欲しい
速く行動して欲しい

〜「早く」「速く」と言ってしまう理由〜
・スケジュールが過密
完璧主義
親の都合

どうすればよいのか
理由を伝える
🙅‍♂️「速く準備しなさい!」
🙆‍♂️「○○ちゃんのお家に行くのに、そろそろ準備しないと遅れちゃって、お友達が悲しくなるよ」
具体的な時間を伝える
🙅‍♂️「速く準備しなさい!」
🙅‍♂️「◯時◯分までに長い針が◯になるまでに)準備しようね」

〜まとめ〜
「はやく!はやく!」という指示命令の言葉だけをかけていると、子どもは犬のしつけのような“条件反射”で動くようになってしまいます。親が言うから動く、その域から脱することがなかなかできません
   更に「はやく○○しなさい!」と言われ続けると、やがてそれはBGM化、念仏化してしまいます。また、急かされている感じがして、子どもだって良い気はしません

   例えば、“早く起きなさい!”なら、「6時だよ、おはよう!」に換えたり、「早く食べなさい!」は、「7時半までに食べようね」など、「早く」を使わない言い方に換えてみるのも効果的ですよ。

【感想】
   例えば、朝気持ちよく寝ている時に起こされるのはただでさえ「イラッ」としてしまうもの。そこに有無を言わせず「早く起きなさい!」と言われたら大人でも不快です。子どもなら尚更です。
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   そんな時は、記事にもある通り「理由」をつけて「おはよう。①もう◯時だから②起きなさい。」や「①そろそろご飯だから②テーブルに来なさい。」等のように、「①理由②指示」が効果的です。
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   しかし、更に効果があるのは、「おはよう。①気持ちよさそうにねてるね②もう◯時だから③起きようね。」や「①熱心に本を読んでいるわね②そろそろご飯だから③テーブルにおいで。」のように、始めに「共感(称揚)」から始めて①共感(称揚②理由③指示」が効果的です。詳しくは、以下の記事をご参照ください。

   食事の時も、「はやく食べなさい!」ではなく、例えば「①ずいぶん美味しそうに食べてるね。でも、②学校に遅れちゃうから③急いで食べようね。」の方が子どもに届くでしょう。

   いずれにしても、始めに「共感」や「称揚」をすると子供も夢心地にその声を聞き穏やかな気持ちになりますし、親の言い方も穏やかになります。そのため、その後に続く「指示」や「注意」の言い方もおのずと穏やかな言い方になるため子供も嫌な気持ちになりません。更に「理由」も付け加えられるため納得もいきます

   刺激的・攻撃的な言葉を浴びせられる時は、まるで強く冷たい北風を吹き付けられている時のように体に力が入り抵抗しようとしますが、穏やかで優しい言葉を投げかけられる時は、まるで温かで穏やかな南風が包んでくれる時のように自ずと余計な力が抜け体が軽くなり、行動に移しやすくなるのではないでしょうか。








【感想】