今回は、ざっくばらんに、あるテレビ番組を見ていての雑感です。

   まず、過去にも一度投稿したことがありますが、“褒めて育てる職場教育”について特集していました。基本的には前回の番組内容と同じだと思いますが、「絶対叱らず褒めちぎる」という職場内での取り組みについてでした。
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前回同様、正直「ワザとらしいなぁ」「大人がここまでやるか?」と感じてしまいました。「気分屋」な同僚にも「柔軟な考え方をしているね」と変換して褒めるのだそうです。その時の気分はいいかも知れないけれど、気分屋」思考がエスカレートしなければいいなと心配になりましたあるベテランのコメンテーターがわざとらしい、白々しい感じがしないように気をつけた方が良い」と発言していましたが、同感でした。
「叱られると同僚が落ち込む」という現実は分かりますが、そもそも「部下が失敗したら叱る」という発想を転換してはどうでしょうか?叱る」という行為には「相手を責める」というニュアンスがあります。これを「失敗したら原因を考えさせて励ます」と発想の転換をするのです。「叱る」のは、その後に、不注意で同じ失敗を繰り返した時で十分遅くありません
   また、先に述べましたが、わざとらしくなく、白々しい感じをさせないように自然に相手との関係を良好にするには、手前味噌で申し訳ありませんが、「セロトニン6」で挙げているような「相手を見る」「相手に微笑む」「相手に優しく声をかける」「共感するのようなごく自然な接し方を心がけることがふさわしいと思います。

   さて、またある番組では、「今まで出会った最低の男」というテーマで街頭インタビューをしていました。
   その中で、ある50代の女性は、学生当時に経験した“慶応ボーイ”との合コンでの話を暴露。運ばれて来た料理に焼き魚が出て来たそうです。その時に発した慶大生の言葉にドン引きしたそうです。その言葉とは、
魚の骨を取ってくれない?
その女性曰く、「きっとそれまでお母さんに骨を取ってもらってたんでしょうね」。おそらく、母親の完璧なサポートによって学業だけが優秀になり、生活力のない大学生になってしまったのでしょう。

褒め過ぎ」や「完璧なサポート」。どちらにしても程々がいいと思います。