【今回の記事】
【記事の概要】
「企業が学生に不足していると思う能力要素 」
※支持割合が高いものの順位
1 主体性
2 コミニュケーション力
3 粘り強さ
4 一般常識
5 課題発見力
6 独創性
7 論理的思考力
8 チームワーク力
9 ビジネスマナー
10 人柄
ちなみに、「一般教養」は11位、「業界に関する専門知識」は13位、「語学力」は14位、「PCスキル」は15位でした。
【感想】
企業が求める力の第一は「主体性」でした。この力は、親が子供に対して過干渉であったり支配的であったりした場合には絶対に身に付かない力です。
さて、私は以前に以下のような記事を投稿しました。
上記投稿記事の中で、学力よりも大切な以下の4つの能力(「キャリア教育」の中で身に付けられるべき力)を紹介しています。
①人間関係形成能力
(他者の個性を尊重し,自己の個性を発揮しながら,様々な人々とコミュニケーションを図り,協力・共同してものごとに取り組む力)
②情報活用能力
(学ぶこと・働くことの意義や役割及びその多様性を理解し,幅広く情報を活用して,自己の進路や生き方の選択に生かす力)
③将来設計能力
(夢や希望を持って将来の生き方や生活を考え,社会の現実を踏まえながら,前向きに自己の将来を設計する力)
④意思決定能力
(自らの意思と責任でよりよい選択・決定を行うとともに,その過程での課題や葛藤に積極的に取り組み克服する力)
今回は、「今回の記事」で挙げられている10個の能力要素が、これらの4つの能力のどれに当てはまるかを考えてみました。
①人間関係形成能力
「2 コミニュケーション力」
「8 チームワーク力」
「9 ビジネスマナー」
「10 人柄」
②情報活用能力
「4 一般常識」
「7 論理的思考力」
③将来設計能力
「1 主体性」
「6 独創性」
④意思決定能力
「1 主体性」
「3 粘り強さ」
「7 論理的思考力」
「5 課題発見力」
こうして当てはめてみると、この4つの力のいずれにも当てはまらない能力要素はありませんでした。また、子供たちが勉強の末に身に付ける「知識」は今の企業は余り求めていないということも分かりました。つまり、“今企業が求める力”とは、上に示した4つの力と考えることができます。
なお、上記の私の投稿記事を見ていただけると分かりますが、子供にこれらの4つの能力を身に付けさせるためには、机にしがみついて勉強をさせていればいいというものではありません。では親がどのように接すればこれらの4つの能力が身に付くかは上記投稿記事(「社会的自立のために「学力」よりも大切な4つの能力!「キムタク母流子育て」で育む」)をご覧ください。