【今回の記事】
先輩保護者に聞いた、受験当日にありがちなヒヤリミスとは?

【記事の概要】
   今年もそろそろ受験シーズンが本番を迎えようとしています。そこで、お子さまの受験を経験された保護者のかたにアンケートで受験に関するトラブルについて聞いてみました。先輩の回答を参考に、受験生をサポートしてみてはいかがでしょうか。
   
   どの学齢も乗る電車を間違えてしまったという回答が多く寄せられました。
・「反対方向の電車に乗って遅刻しそうになった」(高校受験)
・「電車を間違えて、門が閉まりそうなときに滑り込んだそうです」(高校受験)
・「友達と2人で受験校に向かったが、乗り換えの時に電車を間違えてしまい、8時半集合に5分程遅刻して到着したが、試験開始には間に合った」(高校受験)
など、特に高校受験では普段乗り慣れない電車にお子さまだけで乗る際に間違ってしまったという回答が目立ちました。
   このほかにも、保護者の方が緊張のあまりミスをしてしまったという回答も。
・「試験会場まで車で送って行ったのですが、緊張で私の方が道を間違えてしまって、時間に間に合うかどうかひやひやしました」(大学受験)

【感想】
   いよいよ受験シーズンの始まりです。早速今週の土日には大学センター試験が控えています。
   子供たちは、合格を目指してこれまでひたすら努力を重ねてきたことと思います。

   しかし、当日の朝に「乗る電車を間違えた」「行く道を間違えた」「行く道を迷った」などのトラブルがあると、開始時間に間に合わなかったり、たとえ間に合っても精神的に焦り、普段の力が発揮できなかったりするものです。

   そこで、私の経験上、大切になるのは「リハーサル」だと思います。ぜひ、ぜひ前日のうちに宿泊所から試験会場までの道順や乗る電車の確認などを含めて、当日と同じルートを実際にたどってみることをお勧めします。
   切符も子どもが自分で買います。電車にも当日と同じホームから乗ります。もちろん乗り換える場合も同じように行います。乗り込むホーム番号等を携帯やスマホ等で撮影しておくと良いかもしれません。歩いていく場合にも、特に曲がり角などでは目印になる建物などを撮影すると良いと思います。
   なお、これらの準備が必要なのは、子供だけではありません。保護者の方が会場まで送っていく場合には、保護者の方も同じようにリハーサルを行うと良いと思います。実際に、記事にある通り、試験会場まで車で送って行った保護者が道を間違えたというミスもあるのです。大人と言えど、当日の朝となると緊張するものですから、「リハーサル」は必要だと思います。

   これらの準備をしておくと、当日の朝、時間に遅れないで会場に到着できるだけでなく、前日に「明日は会場まで迷わずに行けるだろうか」等という不安な気持ちにならずに済みます。前日も、そして当日も、焦らず安心して行動できるよう応援しています!