【今回の記事】
コンビニおでん指でつつく=ネットで炎上、動画の男逮捕-愛知県警

【記事の概要】
   コンビニで商品のおでんを指でつついたとして、愛知県警常滑署は15日、威力業務妨害と器物損壊容疑で同県常滑市大曽町、無職豊島悠輔容疑者(28)を逮捕した。容疑を認めているという。
   豊島容疑者が店員の前で「つんつんつんつん」と言いながら、ちくわなどの具材を素手でつつく動画がインターネット上に公開されて批判が集まり、店側が同署に被害届を出していた。
逮捕容疑は11月28日午前0時すぎ、常滑市のコンビニで店員に「これ廃棄するおでんか、もらえないか」などと言い、カウンターのケースに指を数回差し入れてつつき、おでん8個、計730円分を販売できない状態にした上、店員におでんの廃棄やケースの洗浄をさせた疑い
   常滑署によると、当時レジにいた店員の女性は「大柄で怖くて止められなかった」と話したという。同署は動画の撮影者も調べる。

【感想】
   小学生の中には、わざと悪い行為をして先生や友達からの注目を集めて満足している子どもが各学級に一人くらいは居ます。こういう子どもは、普段親からの愛情に飢えている子どもで、周りから見て気にしてもらうことを“愛情”と誤認識しているのです。「愛情に飢えている」といっても親からほったらかしにされているケースだけではありません。過保護な環境に育った子どもでも、常に自分に対する保護(愛情)を求めているために、学校でも「注目という誤愛情」を浴びたいという気持ちから問題行動に走る場合があるのです。
   今回の容疑者はこれと全く同じであると思われます。つまり、その行動は小学生並みに幼いのです。テレビのインタビューに答えていた母親の話ぶりからすると、「ほったらかしタイプ」ではなく、「過保護タイプ」だと感じました。いかにも、優しくて何も厳しいことを言わなさそうな人のいいお母さんという印象を受けました。その母親自身、「周りが喜ぶからますます良くないことをする子なんです」と話していました。
   過保護に育ったため、親も子供に甘く、世の中のルールや常識を教えられなかったのではないでしょうか。特に、今回の男性のように体格が大きい息子の場合、中学生くらいから親の手に負えない存在になってきます。この容疑者はおそらく、その“自分優位”の意識のままで、誰からも教育されることなく今の年齢まで生活してきたのでしょう。これは、「クレイマー」や「モンスターペアレント」にも共通したことで、子ども状態のまま大人になった「子どもな大人」なのです。考え方が子どもだから、自分の気に入らないことがあれば駄々をこねるのです。

   つまり、親は「過保護タイプ」でも「ほったらかしタイプ」でもいけないのです。その中間の「任せて見守りタイプ」でないと、周囲の愛から自立した大人にはなれないのです。このことについては以下の記事のURLタップにてご参照ください。
これは大ヒット! 子どもが必ず自立します! 〜「自立3支援(見守る。任せる。命令しない。)」〜