【今回の記事】
警官が5発発砲し逮捕 男が刃物で母子を襲う 京都

【記事の概要】

 29日午後7時すぎ、京都市北区の路上で、5歳の男の子とその母親が刃物を持った男に襲われました男の子は頭や腹部を刺されるなどしましたが、意識はあり、命に別状はないということです。母親にけがはありませんでした。男は駆け付けた警察官の警告に従わず、立ち向かってきたため、警察官が拳銃5発を発砲、男をその場で逮捕しました。
 近くの住民:「刃物を構えて近寄るなと暴れていた。そしたら発砲音が聞こえた」
 男は近くに住む小西威規容疑者(27)で、両足を撃たれて病院に搬送されました。警察はけがの回復を待って、詳しい経緯などを小西容疑者から事情を聴く方針です。

【感想】
   この犯人は、被害側の母子に恨みがあったわけではなく、いわゆるランダムな犯行を行なった、いわゆる“不審者”である。今回のように、相手が刃物などを持っていれば親と一緒でさえ子どもを守りきれないこともあるのである。ましてや、子ども一人だった場合には、命を落とす危険さえある。改めて、暗くなってからの外出は危険だと感じた。
   各学校でも不審者に対する注意は行なっており、そのために、教育委員会や学校では「遅くともこの時刻になったら家に帰りましょう」という帰宅時刻に関する約束事を設けている自治体や学校も多い。
   しかし、子どもたちの中には、「親が帰ってくるまでは外で遊んでいていいと言われている」と、時間が過ぎても外で遊んでいる子ども達がいる。しかし、今回のような不審者にとっては、今から危害を加えようとしている子どもの親が何と言っているか等は全く関係のないことである。目の前に子どもがいれば、容赦無く危害を加えてくる。
   子どもに家の鍵を持たせているのであれば、帰宅時刻以後は家の中に居るようにさせるべきだし、鍵を持たせていなければ、「親が帰るまで遊んでいてもいい」等と言わず、すぐに合鍵を作り子どもに持たせ、家の中に居させるべきである(ただし、鍵を無くさないように、鍵を紐につけて首からぶら下げて上着の“中に”入れさせておく等の工夫が必要である)。そうでなければ、近所の知り合いで大人がいるお宅に親が帰るまで居させてもらうように折り合いをつける等、とにかく親は何らかの具体策を講じるべきである

   これから、日暮れの時刻は益々早まっていき、それだけ子どもの危険度も高まることになる。子どもの安全を守るのは、親の責任なのである。