【今回の記事】
[食ムカ]浅草でかき氷屋絶叫「ここで食べてけっ!馬鹿かっ!!」さらに「教師もだめだねっ!」

   これは、ある高校生が、高校の日帰り旅行で浅草に行った時の話です。ここからは、その体験談を引用させていただきます。

   高校の日帰り旅行で浅草に行った時の話です。友達4人でお店を散策していたのですが、暑い日だったのでかき氷を買ってみんなでわけようということになりました。私ともう一人の友人とたまたま近くにいた先生と一緒にかき氷を買いに行きました。無事購入し、他の友達のところへ戻ろうとしたら私の後ろで「何やってんだっ!」という大声がきこえてきました。振り向いたらかき氷屋のおばさんが私達に向かって
「どこ行くのっ!ここで食べてけっ!」
と叫びました。
私は突然叫ばれたショックでその場から動けなくなり先生も状況が理解できずオロオロしていました。(教師になって2年目位の若い先生でした)
そんな私達におばさんは
「そんなこともわからないのかっ馬鹿かっ!!」
と言い、先生に向かって
「生徒がこれなら教師もだめだねっ!」
といいました。私達はわけもわからないまま必死に謝り、その店先でかき氷を食べました。
   あとで、かき氷屋さんの向かいのお店のおじさんが、ゴミのポイ捨てが多いので最近食べ歩きを禁止したということを教えてくれました。

   さて、ここまでの話を聞いて、皆さんは、どうお感じになりましたか?私はある4つのことについて問題を感じました。


   まず、一つめは客に対して「馬鹿」呼ばわりしたこと。これは論外です。客を尊重しない店は早晩潰れます。
    二つめは、かき氷屋のおばさんが、「ゴミのポイ捨てが多いので“最近”食べ歩きを禁止した」ということを客である高校生達に教えずに注意をしたことです。浅草は以前から多くの人が食べ歩きをしていた場所です。しかし、ゴミのポイ捨てが多くなったことから、“最近”になって食べ歩きを禁止にしたとのこと。つまり、たまたま観光に来たこの高校生達は知らなかったことであり、罪の意識はなかったのです。罪のない相手に注意をするのは、何も分からない赤ん坊を叱るのと同じであり、意味のないことです。相手が分かっていない時は、教えてあげるべきです。
   しかし、世の中にはこれに似た事例が多数あります。大人は長年の経験があるから既に常識であることも、子どもにとっては初めての事が多いです。しかし、自分の経験値に従って子どもを厳しく叱る大人が数多くいます。子どもの目線になって考えれないのです。特に、教師の世界には多いです。子どもを「指導する対象」と捉える意識が強すぎるためでしょうか。

   長くなってしまいまいました。三つめと四つめについては、次回お話しします。