【今回の記事】
次男「母親を刺した」 刃物で刺されて女性死亡

   またもや起きしまった、子供による母親の殺傷事件。
   この記事では、息子がなぜ母親を刺したのか、ということについては書かれていないので、この事件に関わっての感想を述べる事はここでは控えることにしたい。

   ただし、現在起こる殺人事件の約半数が、家族内で起こる事件だというから事態は深刻である。このタイプの事例については、精神科医の岡田尊司氏がその著書の中で、「不安定型」愛着スタイル(愛着不全)が要因となって起こる事件が多い、という趣旨のことを述べている。
   ぜひ、本ブログの“口うるさい親”に対して子どもが抱いた“殺意”
http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12180110548.html)をご参照いただきたい。ご覧いただければ、「不安型」愛着スタイルの人間が増えている昨今では、このタイプの事例は、極めて自然な流れの結果であり、どの家庭で起こってもおかしくないということを分かっていただけるかと思う。

   特に、現在幼稚園や小学校のお子さんをお持ちの親御さんは真剣に考えていただきたい。今は親の言うことを素直に聞いているように見えても、思春期を迎え体も大きくなった子供が親に対して不満をぶつけてくる事例は大変多く、親子間の殺人事件はその延長線上に起きているものである。

   そのような事態を招かないための方法については、本ブログの「子どもをあまり叱る必要がなくなる魔法 」の「その1」から「その3」までをご参照いただきたい。

   特に、子供と親が一緒にいる時間が長い夏休み中は、特に子供との接し方が大切になってくる。