【今回の記事】
対策をなぜ聞かない?なぜ教えない?福原愛と石川佳純のギクシャク関係に非難殺到

   卓球個人戦の3位決定戦では、福原愛が石川佳純が初戦で敗れたキム・ソンイ(北朝鮮)と、銅メダルをかけて戦うことになったが、結果は福原の敗戦という結果になった。
   しかしこの記事には驚くべきことが書いてあった。それは福原がキムと戦うことが分かったにもかかわらず、福原と石川との間でキムについての対策を相談する機会が持たれなかったというのである。つまり石川の方から福原に情報を伝えようとしなかったのと同時に、福原の方からも石川に聞かなかったということである。
   福原は、取材陣に対してその理由を聞かれたときに、「(負けたことの)傷をえぐるみたいで(聞くことは気が引けた)」と話したのである。
   しかし、福原は取材陣に対してそのことを言うべきではなかった。なぜならば、そのことを福原が外部に話すことによって、日本チームのチームワークの低さを外部に露呈することになるからである。
   また、福原が取材陣にそのことを話したということは必ず石川の耳に入る。それを聞いた石川の立場からすれば、同じ日本チームである福原が対戦相手に勝つための情報を自分に聞いてきたときに自分が気分を害するような度量の狭い人間だと福原が思っている、ということを取材陣に話したということになるであろう。当然福原に対して「なぜ取材陣にそんなことを話すの?!」という怒りが生まれてくるだろう。

   いずれにせよ、2人の間でキムに対する情報交換はなされなかったのである。これを知った周囲は、以前から囁かれていた2人の間の“不仲説”を当然疑うだろう。
   なぜ2人の間に、そうした「溝」ができてしまっていたのだろうか?当然これまで2人の間にどんな出来事が起きていたか詳細については知ることはできない。
   しかし、この記事の情報から一つだけ考えられることがある。それは2人の愛着スタイル(乳児期の親の養育によって生まれた性格のタイプ)が異なっていることから生まれる“ずれ”である。
(長くなったので続きは次回へ)