http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160708-00000056-dal-ent(「石田純一「理子は反対」 デモ参加で仕事減も明かし「何とかするよ」」)

   以前、「舛添さん、家族を守ってください!」という記事を投稿したことがあった。舛添氏が、都議会に対して「高1の娘と中1の息子は、毎朝テレビに追いかけられ泣きながら帰って来る。奥様もカメラを回されて、『やめてください』と叫んでいる映像ばかり流され『変な女』と報じられている。本当は子どもたちを守るために、すぐにでも辞めたいのですが、都政を混乱させないように今まで我慢してやってきた。」と、家族を自分の意欲を強調するための道具として使っていた。

   今回は、石田純一さんのご家族が反対されていた(今は妻の理子さんは断腸の思いで覚悟を決められたそうですが)。
   昔、日本が行動経済成長期にあった頃、核家族化が進み、「男は仕事、女は家庭を守る」という風潮が世の中にはびこった。しかし、そこから台頭してきたのは「自己愛(自分本位の考え方)」の人間たちだった。それが発端となって70年代後半の非行や校内暴力という“自己愛”の象徴とも言うべき行動が生まれたのである。
   石田氏は、奥さんの意見を振り切って、マスコミに立候補の意向を発信した。氏は奥さんに「(生活は)何とかするよ」と言ったそうだが、それでは、消費税の増額を先送りしながら、我々国民に対し「社会保障費は何とかします」と言っているいい加減な政治家と同じではないか!そんないい加減な説明しかせず、自分の思いだけを押し通した石田氏の行動はまさに「自己愛」に基づくものだった。“妻は口答えせず夫について行く”、そんな夫の自己愛の世界は既に時代遅れである。今回は理子さんが折れてくれたが、どうか、家族の気持ちをもう一度よく考え、相談して今後の道を考えてほしい。
   しかし、未だに家族の中で父親が母親の悪口を子どもの前で言う(その逆も然り)という家庭があるようである。子どもの前で悪口を言われる側の気持ちを無視して自分の考えを押し通すその行動は、まさに「自己愛」そのものである。