以前、「ダッカ襲撃〜実行犯は高学歴の裕福な家庭出身、なぜ?」という記事を投稿した。その時に、私なりの仮説を述べた。しかし、その後、ニュースで報じられている情報だけでは、その真偽を明確にすることはできなかった。
   しかし、はっきりしていることが二つある。
   まず一つ目は、インターネットに関わることである。今回、裕福な家庭の子供達が過激思想に染まったのは、インターネットの情報からだったということである。さらに、今回の事件は、子どもがインターネットでどんなサイトを見ているか、大人からは分かりにくいために起きたということである。
   このことは、殆どの家庭で子どもがネットと繋っている現代の日本においても、もはや「対岸の火事」ではない。しかし、だからといって、既にネットをしている子供に内緒で大人がネットの履歴をチェックするのは、子ども側からすると納得がいかないだろう。
   そこで、今回の事件を例に挙げながら、「親が時々履歴をチェックする(履歴も消去しない)」というルールを親子の話し合いで作ることも考えなければならないかも知れない。
   また、これから子どもにパソコンやスマホなどネットに接続できる機器を買い与える家庭では、やはり「親が時々ネットの履歴を確認する(履歴も消去しない)」という条件の下に与えてはどうだろうか。もちろんペナルティも予告する。子どもは一刻も早く手に入れたいために、その条件を必ず承諾するだろう
   しかし、これらいずれの場合にも大切なのは、その条件は、“子どもを管理するため”のものではなく、“子どもを危険から守るため”のものだという“目的”を子どもに伝えることだ。
   
   以上が一つ目である
   一つ目が長くなったので、二つ目は次回で述べるが、こちらの方がより深刻な問題だと思う。