「ふんわかいこうよ、ふんわか、
ねっ?」
平素より大変お世話になっております。
今回は1996年セガ・エンタープライゼスから発売された「ひかり輝く、クリアパーツ‼︎シャンゼリオン」を紹介したいと思います。

超光戦士シャンゼリオン」は1996年4月3日から12月25日に放送された東映特撮作品でございます。
私立探偵涼村暁がひょんな事から特務機関S.A.I.D.O.Cが開発した物質“クリスタルパワー"を浴びてシャンゼリオンとしての力を手に入れてしまう。
落胆すると思いきや楽天的な性格の暁はその力を「超ラッキー」と快く受け入れ、襲いくる敵ダークザイドと今日もふんわかと戦う…そんな物語であります。

この作品は1995年公開「人造人間ハカイダー」の流れからセガ東映がタッグを組み制作された作品です。
キャラクターデザインに「高速戦隊ターボレンジャー」・後に「仮面ライダー龍騎」の怪人デザインを手掛ける篠原保さんが担当、エッジの効いたキャラクター達をこの作品で数多く送り出しました。

ここでシャンゼリオンデザインについて話していきましょう。

シャンゼリオンのコンセプトとして最初期から挙げられているのは"透明"であります。これは以前Vシネマ作品『大予言/復活の巨人』の原型である作品、『スペクトロン』で透明な装甲を持つロボットを篠原さん側が提示したのを覚えていたのと彼と別に動いていたシャンゼリオンの原型となる作品をデザインしていた方が透明パーツを使用していた事によるものです。これに当時の『スポーン』を代表とするアメコミブームアクションフィギュアのイメージを取り入れた事により初期デザインである仮名「キャプテン・サターン」が完成、シャンゼリオンの原型となり現デザインに受け継がれていったとの事です。


篠原さん自身も触れていますが、シャンゼリオンにはおもちゃの影響を色濃く受けております。

先の文で透明について触れましたが、彼自身透明という点とデザインで多少意識したおもちゃがあるそうです。


それは1982年にアメリカREMCO社から発売されたおもちゃ「CRYSTAR」というものです。


このおもちゃの事を覚えていた彼は無意識にシャンゼリオンに頭の羽飾りや胸飾りの意匠・エッジの刻まれた手足を加えており、後に現物を手に入れた際にその酷似具合に驚いたそうです。


その他に個人的に(というより結構言われてはいますが)感じるのはタカラの「変身サイボーグ」の影響も受けているのではないでしょうか。

透明パーツのボディにメタリックなメカニックは(シャンゼリオンの場合は鬼が天使の衣を纏ったイメージと言われている)デザインを考える上で何かしらの印象を与えたのだと考えられます。(後に変身サイボーグ99を手掛ける事になるとは…)


このようにシャンゼリオンのデザインは熟成され現在にいたるのであります。


では、本題のおもちゃを見ていきましょう。


前面

後ろ面
全体にメタリックパーツが使われておりそれを覆うようにクリアパーツ、映えに映える見た目です。

所々に筋彫りがあり、ディテールを演出、更に胸のホログラムシールがシャンゼリオンの特徴的な胸のパーツを一段と輝かせております。

背中には合体ジョイントがあり、別売の超光騎士をつける事が可能です。

顔のアップ
見えない部分にもメタリックで造形された中身が存在し、シャンゼリオンが持つ神秘性を上手くおもちゃにも落とし込まれており、GOODでございます。
ゴーグルも何気に別パーツとなっており、商品に対する気合いや力の入れようも見えます。



可動は頭部180°・肩・上腕・肘(ロール有り)・手首・腰
股関節・膝にあります。

上半身はかなり柔軟に動き、ポーズがつけやすいです。

更に武器パーツ(シャイニングブレード・ガンレイザー・シャイニングクロー)を手に装着すれば…


このようにアクションポーズも思いのまま。
(足首も動けばかなりキマルと思ったり)

大きさはこのような感じ(1/144よりちょっと大きめ)
手のひらで握れる位のサイズで触った時のフィット感や触り心地は堪りません…


以上、シャンゼリオンのレビューでした。
この商品には一個上の「DXシャンゼリオン」というおもちゃもあるのですが、光る鳴るをメインに置いたDXと比べ可動・別売の超光騎士と合わせて遊べるベーシックフィギュア的な立ち位置をしており、遊びやすやに特化していると言えるでしょう。
手に持たせた時のなんとも言えない高揚感、あのキンキンキラキラシャンゼリオンが目の前にある…これは嬉しい限りでございます…。


そしてこのおもちゃはこれだけには留まらず、更なる連動ギミックも存在しますがこれはまた別の日に…
CHANGERION

参考資料
・東映ビデオ「超光戦士シャンゼリオンBOX」
・朝日ソノラマ「ファンタスティックコレクション
超光戦士シャンゼリオン バイブル」