スタンダード | STAY OR GO!な日々

スタンダード

 

 

 



      田ノ岡三郎   「SOLO ACCORDION STANDARDS]

 

そうそう、この音色を求めて聴きに行っていたなー。

やけに自分の中に馴染んでいる音色。

 

田ノ岡さんの在籍したかぼちゃ商会を観に野毛の大道芸

小田急エースの営業

同じく在籍した吟遊詩人の曼陀羅

ソロになってからはCD発売記念LIVEはもちろん

ホテルのロビー

ショッピングモールのステージ

時間を見つけては聴きに行っていたっけ。

 

このCDに収録されている曲達は、

もしかしたら

オリジナル曲より演奏される機会が多いかもしれない。

 

彼の演奏を聴きに来ているという人達よりも

その場に偶然居合わせた

見知らぬ初めましての人達とつながるアイテムの様に思って聴いていた曲の数々。

そんなナンバーがここには凝縮されている。

 

 

 

彼の活動は幅広く、ロック、タンゴ、シャンソン・・・

またパリの音色や

音色で奏でる世界旅行的な多国籍ミュージックな求められ方もある。

 

そんな幅広い活動の中で

オリジナルの曲にこそ彼の醍醐味があると、

ソロLIVEに足を運びもっとオリジナル聴きたいなーなんて思っていたけれど

ここに集められた曲たちを聴いていたら

スタンダードな曲の中に田ノ岡三郎の音色(らしさ)が

色濃く感じられて

気持ちが落ち着いていく。

 

その事にこのアルバムを聴いて

今更ながら気づいた。

自分の中の新たな発見を

おもしろいな~と楽しんだりして。

 

そういえば大竹しのぶさんの舞台でアコーディオン弾いてる時も

舞台の内容は濃いけれど、

音色は田ノ岡三郎さん

でいいなぁ~っと思ったっけ。

 

時代は日々変化して行くけれど、

アコーディオン弾きとして大切にしているものは、

ずっと変わらない(ブレてない)と感じられて嬉しくなる。

 

その音色が聴きたくて足を運んでしまう。

 

きっと、オリジナルとかカバーとか関係なく

「田ノ岡三郎」という音色を確立してきたと事なのかもしれない。

 

それがストイックにやってます感が全然ないところがいいんだよなー。

 

欲を言うなら

初期の頃からそれこそ田ノ岡三郎さんの

スタンダートナンバーなんじゃないかって位

今もよく演奏している

ムーンリバーが

なぜ入っていないの?

凄く好きなのになぁ~

 

 

田ノ岡三郎

「SOLO ACCORDION STANDARDS」発売中

3月15日(金)発売記念LIVE

下北沢サーカス

生音アコーディオン独奏です!




 

http://tanooka.net

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