その葛藤から生まれたズレを、その一滴も残らず失い全てマトモにおさまっちまったら、結局のところ、魅力はない。想定する限りサイコーにダサくなってしまったあの娘は、感覚的にNG。記憶が、妄想が、発展させた膨大な想像と、かつての一悶着の現実を消し去り、俺は10年来続いた熱病に終止符を、うつ。その熱病が去っても、日常に変化は、ない。日常の象徴たる理解者の女と工学者としての意地と地位10年の間に紆余曲折、手に入れたかけがえの無い有象無象。幻想を過ぎ去って、ユニークで数奇な日常を愛でよ。
ココロモジュレーション
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