時計に興味を持ってしばらく経つが、今のところ1番高い買い物がオメガだ。
といっても、最近のものではない。
アンティークものである。
オメガのコンステレーションというシリーズ。
コンステレーションはオメガの最上位シリーズだそうで、アンティークとはいえそれなりの値段はした。
なぜアンティークのオメガなのか。
こどものころから好きな007の5代目ボンドが身に付けていたのがオメガだから。という理由もある。
それならコネリーボンドから続くロレックスのサブマリーナでいいだろと突っ込まれるかもしれないが、何せ金が無い(笑
なによりサブマリーナやシーマスターは私の腕にしっくりこないのである。ごつすぎる上に重い。疲れそうである。
そこで軽くて正確なアンティークの登場だ。
機械式時計の構造自体は現行のものもアンティークもそれほど変わっていない(シリコンひげぜんまいや対磁なんやらかんやらは別にして)。
そしてこのアンティーク時計はクオーツ時計が世間に広がる前の、いわば機械式時計絶頂期に作られたオメガ最高級ラインの時計である。
製造から50年以上たった今でも正確に時を刻んでいるのは言うまでもない。
時計としての機能は完璧なうえに値段も現行のものと比べると格段に安い。
ただ、現行モデルは7年くらいに1度のオーバーホールですむが、アンティークは3年に1度のオーバーホールが望ましいとされている。
維持費がかかるのが難点だ。
皆さんの中にはオメガをただただ高い時計をつくる会社、というイメージでとらえている方もいるだろう。
間違ってはいない。
ただ、オメガはロレックスよりも歴史の長い会社で、スイスでは堅実な会社として知られているらしい(なんでかはよくわからんが)。
アポロ計画でもオメガの時計が採用され、アポロ13が帰還の危機に陥った際にオメガの時計が活躍したのだとか。
それ以来、NASAが公式任務で着用を認める時計はオメガのみという話もある。
そんなオメガを身に付けて仕事をすると、身が引き締まるような思い(勘違い?)がする。
一度高い時計を買うとリミッターが外れて、次々と新しいものが欲しくなる。
というわけで、次回も時計の話が続く(笑