かつて全国輸送が可能になるには、紆余曲折があった。
新規の免許取得の問題の核心は,一つは路線免許を申講した地域の
既存業者との対立であり,さらに,運輸省の免許許認可のプロセスをめぐる問題であった。
具体的に対立がどのような形で生じ,どのような形で解決されたのかを
明らかにしてみよう。
全国的な路線輸送網を構築しようとするトラック業者と地方の既存業者との対立が最も
顕著に現れたのが,山梨県の路線免許申請のケースである。
しかもこのケースの結果が,その後の新規路線申請にも大きな影響を及ぼしており,
参入規制の変化を考えるに当たって見逃しえない事項となっている。