司法試験には、

「これをやっとけば受かる」というモノがない。
これは、受験生としてはかなり不安。
何をすればいいのかわからない。
スタート地点から迷ってしまう。


巷では、いろんな勉強法が叫ばれている。
基本書をしっかり読み込むこと、
予備校通ったほうがいい、
過去問をやっておくこと、
過去問だけじゃ足りない、
模試・答練受けなきゃダメ・・・


原則としては何をやってもいいと思う。
要は、受かればいいわけだから。


ただ、他の人がやってるから自分もやるってのは、よろしくない。
勉強法というのは、自分に適した方法を採らないと、
リズム・流れ等がうまくいかないから。
もちろん、使えそうな方法はどんどん吸収したほうがいい。
でも、何の目的もなく、ただ真似るのは…いいとはいえない。


この点、人間の心理として、

周りと同じじゃないと不安ってのがあるよね。
だけど、他の人と勉強法が違ってもいいんだ。


司法試験は原則落ちる試験だ。
人と同じことをやっていたら落ちる(天才なら別だけど)。
どこかでちょっと抜き出ないと受からない。


なにより、憲法は個人の尊重を認めている。
ひとりひとり大切なんだよ、ということ。
人とちょっと違っていてもいい。
司法試験の勉強を通して、その憲法を学ぶんだからさ、
単に他の人と同じがいいってのは、つまらなくないかな?