あなたは、タイタニックという映画を見たことはありますか?その映画の中で、
『女性の心は秘密をしずめた深い海なのよ』
という台詞が出てきます。
当時小学生だった私にとって、最も印象に残ったセリフでした。
今回は結婚する相手に(過去の恋愛で)別れた理由を話すべきかについて考察します。
恋愛相談でも根強い需要があるこのテーマ。あなたはどう考えますか?
私は、相手にすべてを話す必要はないと考えています。
むしろ結婚という形を取りたいなら、言うべきではないといえます。
なぜなら、あなたのすべてを受け入れて、それでもなお愛してくれる人は、ごくわずかだからです。そんな男性を探して、見付けて、結婚まで至るには、気の遠くなるような時間が必要になるでしょう。そして、
そこにこだわるには、人生はあまりにも短すぎる。
まして戦いの場が婚活であれば、命取りともなり得ます。なぜなら婚活は比較と決断の連続です。相手は、あなたを愛したいんじゃなくて、結婚相手を見つけたいんです。気の滅入るような過去という名の鎧をつけて戦ったら、いずれ身動きが取れなくなります。私はそんな消費戦はしたくないので、恋愛結婚を選択しました。
一方で、結婚という形にとらわれないなら、言ってしまっても大丈夫です。いわゆるソウルメイトのように、心の深い部分の繋がりを重視する相手なら、話してもいいでしょう。
でも多くの女性は、やはり結婚にこだわっているはずです。
ならば、すべてを話す必要はありません。
こんなひどい目に遭った、こんな不幸な経験をした。そんな私をわかってよ。
こんな私を愛して、さもなくば別れる
って、もはや暴力です。
つらい経験は、ブログに書けばいい。ブログじゃなくても、何らかの吐き出せる場所で言えばいいことなんです。
私もブログでは高齢出産のリアルとか書いていますが、普段は高齢出産の『こ』の字も出しません。むしろ「私はまだ30代だから」と言っています。交際当初から「私と付き合えるあなたはラッキーね」と言ってました。
つまり何が言いたいかというと、
相手に誠実でありたいからすべてを話すのは、言うことで楽になりたいという心の弱さなんです。
一人で抱えきれない過去を相手に話すことで、相手もまた重荷を抱えることになる。たとえ口では「大変な経験をしたんだね」と同情しても、無意識ではその女性の価値は下がります。もうそういうものなんです。
女性の心は、秘密を沈めた深い海なんです。
その深淵が見えないからこそ、男性は興味を持って探求し続けるんです。その複雑性が色気となって、いつまでも魅了し続けるんです。