私が20代前半の頃に属していた組織での話です。
そこには30代で教授秘書の女性がいました。
(以下Sさんとします)そのSさんは、いわゆるモテ女でした。
小柄で痩せ型、目はぱっちり大きくて、典型的なかわいい美人でした。年齢は当時34歳でした。
Sさんはバツイチで、その美しいルックスゆえ多くの男性からデートの誘いがありました。
しかし、彼女は女王様気質で、いわゆるテイカーだったんですね。
【テイカーとは】
・いわゆる搾取体質
・自己中心的
・損得勘定が優位
・他人を利用する
・自分の非を認めない
このような性格特性をもつ人のことです。
要は、与えるより利益を搾取する人というとわかりやすいかもしれません。
そんなテイカー気質のSさんは、
「寄ってくる男はゴミ」
「人は利用するためにいるんだよ」
とよく言っていました。
Sさんは30過ぎて離婚、その後はいろんな男性とひっきりなしに付き合っていました。以前はその組織内でダブル不倫していた話を先生から聞いたことがあります。
たしかにSさんは要領良くてクレバーだけど、これといって何か結果を出しているわけではなく、外見のみの一点突破で豊かな生活をしていました。
ダブル不倫したり、しょっちゅう男性とデートにいったり、貞操観念がなく奔放なSさん。しかし絶対に家庭が欲しい、子供がほしいと言っていました。
その後私は就職して、その組織から卒業したわけですが、Sさんは30代後半で再婚したそうです。
そして港区のタワマンに住んで、悠々自適なマダムになっていると聞きました。再婚相手は医療関係者で、実家が極太らしいです。
世の中を見渡すと、Sさんみたいな女性って結構いますよね。人間関係において要領が良く、外見の一点突破で、自分に多大な自信を持っている女性。そういう欲張りな女性の方が、お金もあって好きに生きている印象です。
一方で、まじめで人を信じやすく、騙されていても気付かない女性の方がなぜか独身だったりする。
つまりは人柄が良い人が選ばれるわけではないんですね。人柄で選ばれるなら、既婚者はみんな人格者です。でも現実はそうじゃない。結婚するには人柄が大事ってどこまで真理か甚だ疑問です。