⚠️メンタルが屈強な人だけお読みください⚠️
私はおととしまで、会社員をしていました。
その職場で、なんと40歳の先輩が20歳の女性と結婚したんです。しかもお相手はお客様。
その40歳の先輩Hさんは、隣のチームのリーダーでした。大阪出身でめちゃくちゃおもしろい人で、何でも笑いに変えてしまうタイプ。職場のムードメーカーでした。
私はよくH先輩の恋愛相談に乗っていました。
H先輩「彼女ほしいんですよ」
私「どんな女性がいいんですか?」
H先輩「年下がいいです」
私「何歳までがいいんですか?」
H先輩「年下だったら、何歳でも大丈夫です。でも、同い年と年上は無理やな〜」
H先輩は、関西の名門校からWに進学。年収は余裕で1000万円は超えていた。
しかし、体重130kgで、かなりのコワモテなのだ。
普通の女性なら、まず怖すぎて近寄れないほど、オーラと威厳がある。
H先輩「持ち家はあるんで、奥さんには生活費40万円渡す。月40万円でやりくりしてくれる女性がいいです。」
これを聞いた同僚M(旦那、まだ私と付き合う前)が「レイカさん、僕は42!月42万渡します」と言って、話に入ってきた。
私は「えー、もっとほしい」とMに言って、笑いに変えた
皆から愛されているムードメーカーのH先輩。
でも彼は典型的なモラハラ気質だった。
隣のチームには23歳のA子がいた。
H先輩は、A子によくモラハラ発言をしていた。
H先輩「お前あまり食べないな」
A子「私、ダイエットしてるんです」
H先輩「お前ごときがちょっと痩せたところで、レイカさんみたいな人にかなう訳ないだろ」
こういう時、引き合いに出される私もまた気まずい
A子「人と比べるのは、よくないと思います」
H先輩「世の中、相対評価なの。自分を客観視できないやつは、金なんて稼げない。」
A子「じゃ美容医療にする」
H先輩「美容医療もな、元々綺麗な人が行くから、綺麗になるんだよ。それ以外の人は、金の無駄だ」
と、ザ・モラハラ発言ばかりでした。
しかも、うちのチームのパワハラ上司もA子に「あんたは痩せた方がいいよ。妊婦みたい」と言っていたし、同僚Mは「23歳なの?40歳じゃなくて?」と真顔で言ってました。
お前らモラハラ三銃士か?
話をH先輩に戻します。
あるお客様が、お客様同士で付き合った結果、女性が妊娠したことがありました。
H先輩「あいつらロクに金ないくせに、中○しできる身分なのか」と、モラハラ通り越してサイコパス発言をしていました。
20代半ばの男女なら、大半の人はまだお金ないと思うんだけど…。
しかし、そんなモラハラ気質でこじらせH先輩にも、人生の春が訪れました。
以前お客様だった女性と付き合うことになったのです。しかもお相手は20歳で、宇垣美里アナ似の美女。
そのときもH先輩から相談を受けました。
H先輩「レイカさん、以前お客さんだったRさんって覚えてますか?」
私「ちょっと顔が浮かんでこないです。どんな方でしたっけ?」
H先輩「背が小さめで20歳の子です。実はそのRさんが僕と結婚したいと言ってるんです」
実はこのRさん、高校卒業後に定職に就かず、生活に困ってうちに相談にきたのだ。
H先輩は、歳の差があることや元お客さんであることに対して、不安を感じていたようだ。
励ましたつもりはないけど、「レイカさんのおかげで参考になった」とH先輩は言っていた。
その後はトントン拍子に婚約して、入籍の予定も決まった2人。
しかし、婚約してからRさんの態度が激変した。以前、お客様として会社に来たときは普通に良い子だったけど、婚約してから急に態度がデカくなったのだ。
H先輩も大概だが、お相手のRさんもまた大概なのだ。
Rさんは、毎日H先輩と一緒に会社に来て、机に座ってみんなが仕事しているのを見ていた。それはさながら大学生の職場見学のようだった。
そして、ほどなくしてマウントが始まる。
Rさん「○○ちゃんが男達にかわいいといってチヤホヤされてた。あのレベルでかわいいなら、あたしが行っていたらレベチで大変なことになってたよね」と美醜マウント炸裂。
また歳が近いA子に対しては「私かA子、どちらかと買い物に行くなら、男は私と行った方が絶対楽しいよね」と、本人を目の前にマウント。A子はムスッとしてた。(私はA子が嫌いなので、一理あると思った)
でも美醜マウントばかり取っていたRちゃんにも、優しさはまだ残っていた。
「レイカさん、お仕事手伝いますよ」と言って、雑務をやってくれたのだ。1円のお給料も出ないのに、自ら率先して雑用をしてくれた。
A子はまず雑用なんてやらないし、こちらが手伝ってもありがとうの一言もないし、こちらの仕事は一切手伝わない。(だから私はA子が嫌いだった)
しかも、私の机に勝手に座って、「Mさんイケメン。かっこいい」と毎日のように言っていた。(だんなのことが好きだったみたい)
だから当時の私は、A子は嫌いだったが、Rちゃんには色々助けてもらった。
そんなこんなで、モラハラ癖強で何でも笑いに変えてしまうH先輩と、美醜マウントで若いのに肝が据わっているRさんって、案外お似合いかもしれない。
この話は、脚色も誇張も一切なく、すべてが事実だ。退職から1年経って改めて思うけど、あの会社は色々ヤバすぎる。
でも20歳年下美女と結婚したH先輩は、男の憧れ的存在だろう。