『公私混同したくないから、仕事関係の人とは恋愛しないんです』
これは私がよくついていた嘘(=愛)だ。
勤めていた会社でも、YouTubeの撮影の仕事でも、男性は多かった。
そうなると、自然と異性と仲良くなる。
でも、恋愛感情はなかった。
だから、相手にも恋愛感情を持たれたくなかった。
断ると角が立つし、仕事に支障が出るといけないから、普通に仲良くしたかった。
でも男性側はそうじゃない。
女性以上にシビアにありなしをはっきり分けている。
だから、相手の態度ですぐにわかってしまう。
そんなときにさっきの便利な言葉を使っていた。
だから、『仕事関係の人とは恋愛しない』というセリフは、言葉通りの意味で捉えちゃいけない。
恋愛って、言葉通りに解釈してはいけないケースが多い。言葉なんて、あてにならないのだ。
どっちつかずの返答は、間違いなくNOなんだけど、それを認めてしまったら全てが終わる気がして、受け入れられない人もいる。
だから、断る側は、角が立たないように、それでいて相手の士気を下げないような言葉を選んでるんだ。
ちなみに私は職場の男性と出会って3週間で付き合って、その1ヶ月後に妊娠して、寿退社した。
齢(よわい)36、どうしても子孫だけは残したかったので、仕事よりも子供を優先した。
つまり「仕事関係の人とは恋愛しない」というセリフは好みの異性の前では成り立たないのだ。
ちなみに彼もまた上司から、仕事に支障が出るから社内恋愛はするなと禁止されていたし、過去にも「仕事関係の女性とはお付き合いしないんです」と言って、断ったことがあるそうだ。
そんなもんだから、人の言うことなんて間に受けちゃいけない。