インナーペアレントを飼い慣らすとは?




それは




心の奥底に、常に批判的な親がいるような状態です。





親に限らず、上司、夫、友人といった自分の周りにいる批判的な人物を飼い慣らしていませんか?






私はずっと父親が心に居座っていました。




何か前向きに取り組もうとするときに、




反射的に口を挟んでくるんですよね。




あるいは、ちょっとしたミスをすると、




責めるような語りかけを自分に対してしてしまう。




しかも、口調は父親そのもの。




これは誰しも経験があるのではないでしょうか?



目の前にいない人物なのに、




なぜかその人のことを思い出してしまう。




その人が口癖のように言っていたことが




頭の中に浮かんでくる。




自分の思考の源流には、




父親の批判的思考もたぶんに混ざっているでしょう。




しかし、よほど注意しないと、




影響を受けていることにすら気付けない。




しかも、気付いても修正するのは容易ではありません。




長年採用してきた考え方を変えていくのは、




想像以上にエネルギーを要するからです。




父が亡くなって2年半が経ちますが、




ようやく呪縛から解放されつつあります。




それだけ私にとって父の影響は大きかったです。




物理的に離れて、心は自由なはずなのに、




いつまでも心に父を住ませているようでした。




みなさんは、そのような経験はありませんか?




批判的な自分が顔を出したとき、




その批判の元をたどると、




親に言われたことだったりしませんか?




無意識の選択が実は、親の影響を多大に受けた結果だったということもあります。




それが悪いというわけではなく、




まずはそのことに気付くのが和解への一歩になります。