特に疲れるようなことはしていないのに、
ぐったり疲れてしまった
ずっと眠っていたい
何もかもめんどくさい
このようなことはありませんか?
これらの症状は、
身体的精神的な疾患の場合もあるので、
専門家に診てもらう必要はありますが、
今回は何も心身に異常がないのに、
疲れてしまうケースを取り上げます。
実は、これらは頭をよく使う人、感性が豊かな人に起こりがちな特性です。
なぜなら、
頭をよく使う人、
感性が豊かな人は、
ひとつの物事を認識するとき、
その物事の背景や付随する情報まで、
微細に感じ取ってしまうからです。
ある意味、普通の人よりも多くのエネルギーを必要としてしまうのですね。
普通の人が一を聞いて一を理解するうちに、
その何倍ものことを考えたり、
感じ取ったりしているので、
疲労感を溜め込みやすいのです。
しかも内面の特性なので、
なかなか他人にはわかりにくい性質なのです。
私の周囲にいる学者や作家、クリエイティブな仕事をしている人も、このような性質を持ち合わせた方が多いです。
疲れやすい、感じ取りやすい、考え過ぎてしまうのは、素晴らしいギフトであり、それゆえの副作用でもあるのです。
長所と短所は、表裏一体です。
だからこそ、
このような性質がある人は、
疲れてしまうことを決して責めずに、
その思慮深さや洞察力、感性の豊かさを大切にしてください。
それらの特性のおかげで、たくさんの人が救われているのですから。