保田圭ちゃんは次回作、『更地5』の稽古中。
稽古にとれる時間は、今までにないほど短いです。


でも、けいちゃんが挑戦したいと願っていたシリーズでもあるようですし。
信頼できる大森ヒロシさんの作品ですから。
何の心配もありませんね。

大森さんのブログやTwitterを拝見して。
けいちゃんが順調に取り組んでいることもわかり、さらに安心して楽しみにしています。




けいちゃんが先日まで立っていた舞台『チョコレートガールズ2』。
笑いどころ満載の楽しい舞台でした。

アニメや声優さんに疎い自分には、理解できず置いてきぼりになる部分もありましたが。
楽しませようという気持ちが溢れていて。
たくさん笑ってきました。


けいちゃんの今までにない男っぽい姿。
低音の声に啖呵をきる姿。
少しずつ女性らしい面ものぞかせる、迷っている姿。
そして、冒頭とは正反対のアイドル姿。
極端に違う2つの面と、その狭間の揺れる部分。
しっかり楽しませてもらいました。



今作、とても気になったのは、「えっ?」というリアクションです。

この「えっ?」というひとこと。
とても多かったと思います。
あれだけ笑いの絶えない作品でありながら、このひとことがかなり印象に残っています。


この「えっ?」ひとこと。
色々なニュアンスで登場しました。

ひとことというより、音ですよね?
でも、そこから感情が読み取れるのです。

心の揺れのようなものを感じて。
けいちゃんがブログやパンフレットで勉強させてもらったと書いていましたが。
こういうところかな?と思っています。




本公演の千穐楽は13日の夜に行われました。
その翌日、14日のバレンタインデーには、バレンタインスペシャル公演が行われています。

何がスペシャルだったのか。
書き記しておきたいと思います。



まず、開演前の場内アナウンス。

本公演では、主宰者、小山剛志さんと、昨年の公演にはレギュラーで出演していた桜塚やっくんの漫才?のようなアナウンスで。
ちょっと笑えたりします。


今回は、その後にもう一度アナウンスが。
小山さんの生アナウンスです。

この公演のみ、持ち込みを許されていたサイリウム。
その使い方、使うタイミングを間違えるなという注意事項です(笑)

自分も、キャストがtwitterでお客さんを煽っているのを少し心配していました。
一応舞台だということを忘れなければいいなと。

でもそんなの杞憂で。
この回に限らず、客席のマナーは良かったです。


先々月、『安倍内閣』を観た時、お客さんにガッカリしたことを書きました。
今回、現役アイドルの浦えりかちゃんが参加で、ファンが熱いらしいとコメントで教えて頂いてもいまして。
多少不安を持ちながら劇場に行きましたが…。
何の心配もなく、男性客が大半なことを除けば、余所の劇場と変わりませんでした。

ステージ上からの目線を狙って奇抜なファッションをする人も居ませんし。
カーテンコールで目当てのキャストの名前を叫んだりする人も居ません。
拍手で讃えます。


今回のバレンタインバージョンも、指示があるまでサイリウムはしまっていますし。
歌が終わってセリフ部分の時は、衣類にくるんで光が漏れないようにしている人も。
その気遣いには感心させられました。



さて。
小山さんの生アナウンスにより劇場内は一気に温まり、開演です。



ストーリーは、本公演と基本的には同じです。
披露される曲も一緒。
もっとお遊び的に変えてくるのかと思っていたので、意外だったり。


ただ、前日の千穐楽でひとつの区切りとなったせいか。
みなさん、若干、集中力に欠ける感じがしました。

セリフを間違えたり、噛んだり。
プロの役者と声優の多い今作。
みなさん滑舌が良く、セリフは聞き取りやすかったのですが。
このバレンタインスペシャル公演に関しては、セリフミスが多く感じました。


けいちゃんも珍しく、はじめの方のセリフで噛んで。
ちょっと驚いたり。
その後は、いつも通りでしたが。


この公演は、最初から別ものと言われていた為、これが初観劇の人は少ないかと思います。
本公演の方も、一度は観ている人ばかりだと思うので。
セリフミスがあった時は、異常にわきました。
そういうのもありな、スペシャル公演です。



逆に、ちょっとだけある心あたたまる場面。
東家4姉妹が尺八横丁での幼い頃の思い出を語るところでは。
消え去ろうとする横丁に、このカンパニーも今日で終わりという寂しさを重ねていたんじゃないかと思います。

4姉妹と、尺八横丁のご近所さんである柴田先輩の想いが溢れていました。
これまで以上に感情が入っていて、観ていて目頭が熱くなったり。


妹たちの話を聞きながら、そっと涙をぬぐっていたけいちゃん。
前に観た時は席が遠く、自分が見逃していただけかもしれませんが。
本公演では無かった仕草かと思います。

本当はいけないことかもしれません。
東子として舞台に上がっているのですから、これまで涙を我慢していたのなら、それが演出。

でも、あの涙に、こちらもグッと来てしまいました。



大きな変化が表れたのは、チョコレートガールズとアズキガールズが一人ずつ対決するところ。
次女の歌とダンスの対決です。

アズキガールズの南、沼倉愛美ちゃんがいつも通りカッコ良くビシッと決め。
続くチョコレートガールズの夏子、中村繪里子ちゃんの「バレンタインキッス」へ。


いつもはアカペラで、サビに入ったところでドンが止めてしまうのですが。
今回はフルコーラス、カラオケ付きで歌わせてやろうということに。

あたふた気味の繪里子ちゃんでしたが。
曲が始まればノリノリ。
ステージを右に左に、ドンも巻き込んで(笑)
楽しくやりきりました。


お客さんも笑いながら盛り上がり。
歌い終えた本人も満足気。
あの勇気には大拍手です。

自分もフルコーラス歌いたかったと不満な愛美ちゃん。
そんな姿もカワイかったです。



長女決戦まで終わり、ゲストコーナー。
と思ったら、ドンのムチャブリで、小石川役の石井真さんが特技?としているらしいラップを披露することに。

即興ラップ。
ラップ??
痛々しくて笑いました。



シークレット扱いになっていた日替わりゲストは桜塚やっくん。
客席からの登場にはわきました。


バレンタインデーにちなみ、自前で近所のスーパーから大袋入りのチョコレートを買ってきたというやっくん。
そのチョコレートをステージ上のメンバーに配り、それにキスをして客席に投げるという余興に。

ステージ上にはガールズ8人が揃っていますから。
盛り上がらないわけがない。

自分の前の席の人が必死過ぎて(苦笑)
床に落ちたチョコレートに突進して行ったときは、さすがに怖かったです。


やっくんのネタにはみなさん協力的。
盛り上げようとしていました。



ガールズたちの特訓は、今回も小石川によるナレーションで処理。
東子がいないたい焼き屋で、柴田先輩(南翔太さん)が店番を任されているのですが。
今回は、南さんの替え歌が聴けました。

「およげたい焼きくん」の替え歌。
連日の舞台で疲れたけど
お客さんの為に頑張る
といった内容(笑)
大拍手でした。



特訓が終わったガールズたちを、初お披露目。
このチョコレートガールズ登場に合わせて、ドンからサイリウムのゴーサインが(笑)
ライブっぽさが出ます。

役名で合いの手なんかも入って。
チョコレートガールズの曲は昨年も披露されていますし。
DVDで確認済みの方も多いでしょうから。
もう完成されています。


続いてアズキガールズ登場。
ここで、アズキガールズに入りたがっていた柴田先輩が、今回だけ参加することに。

南さん、いつ練習したの?と思うほど踊れていて。
最終的にはセンターとりました(笑)


こちらもサイリウムと声援で大盛り上がり。
アズキガールズの曲へもしっかり対応するお客さんたち。
素敵過ぎる。

役名での合いの手。
こちらは少し戸惑い気味に?入りました(笑)


踊り終えた柴田先輩は満足そうで。
野太い声で、「柴田先輩カワイイー」って声援をもらっていました。



そして、CAG48の曲へ。
ラスト曲ですからハンパない盛り上がりで。
ステージ上のアイドルたちは、今まで以上の輝きを放っていました。



カーテンコール
アンコール
さらにアンコールで。

外は凄い雪だから早く帰った方がいいとさんざん言われましたが。
歓声は止まりません。


ラストにもう一度、CAG48の曲をやることに。
これはスタンディングOKになり、盛大に盛り上がりました。
完全にアイドルのライブです。
浦えりかちゃんもブログに書いていましたね。

そんなえりかちゃんは、けいちゃんと一緒にライブをしているようで、夢が叶ったと。
あのえりかちゃんの涙、見ていました。
劇場では、これがラストで寂しくなっているのかな?と思いましたが。
夢が叶い、感極まっての涙だったのですね。
こちらとしても、えりかちゃんのその想いが嬉しいです。


ライブはお客さんも楽しみましたが、キャストたちも本当に楽しそうで。
みんなキラキラです。

けいちゃんも客席を煽っている風だったり(笑)
視線も飛ばしまくりで。
めちゃくちゃ楽しそうでした。



さらにアンコールの声も上がりましたが。
終了となりました。



劇場の外の降り積もった雪を見て唖然。
帰れなくなるよという小山さんの言葉は、本気でした(笑)