保田圭ちゃんの初ソロライブ。
「30th Birthday Live
~Dear My Friend~」
前回のレポの続きです。



14「カラスの女房」

まず、ここで演歌なのがビックリです。
この曲は昼公演でサプライズゲストとして登場した中澤ゆうこさんの曲ですね。
ちゃんと聴くのは初めてで、サビになるまでわかりませんでした。


裕ちゃんの歌声の繊細そうな儚い感じとは対称的に。
けいちゃんバージョンは力強さを感じました。



15「天城越え」

ど演歌のイントロに会場も一瞬ざわつきましたが。
本気の歌に誰もが引き込まれ、会場が静寂に包まれました。

数分前までアイドル曲やクリスマスメドレーを歌っていた人が。
演歌を歌い上げ、会場の雰囲気をまったく別のものに変えてしまうのですから。
さすがとしか言いようがありません。


普段、演歌を演奏することのないバンドさんにはムリを言ってしまったそうですが。
どうしても歌いたかったそうです。

けいちゃんの演歌を生で聴けるなんて思いもよらず、うっとり。



「天城越え」はモーニング娘。卒業の時に「うたばん」で歌いましたよね。
けいちゃんもやっぱりそれを思い出すそうです。

「愛ちゃんとかは号泣してたのによっすぃーは笑ってた(笑)」
とか
「圭ちゃーんと呼ぶ裕ちゃんの声を思い出す」
なんて言っていました。



今回のライブ、曲のジャンルが様々で。
童謡、演歌、洋楽など多才さを見せつけています。

「保田圭はいろいろできるということを見せたかった」
とのこと。

その気持ちが嬉しいですよね。
けいちゃんの
アーティストとしての向上心
ライブへかける意気込み
を感じます。



16「もう一度~I miss you~」

5月のライブで初披露された、
“作詞作曲保田圭”
の初オール自作曲です。

この曲がまた聴けたことが本当に本当に嬉しくて。
失恋ソングで切ない曲なのですが、すごくすごく好きな曲です。


前回の初披露の時は多少緊張もあったと思いますが。
今回は完全に自分の曲として歌に集中できていましたね。
もちろん本人の曲ではありますが、前回より自分のものになっていました。
歌の世界に入り込んでいた。

歌詞に感情をものすごくのせていて。
まるで芝居を観ているかのように、歌の主人公に感情移入してしまいました。
心がギュッとなって、切なくて切なくて。


これは、歌唱力はもちろんのこと。
女優として磨き上げた表現力の賜物だと思うのです。

この曲に限らず、どの曲もイントロ部分から表情が別人のように変わる。
女優としての片鱗も感じさせました。


ソロライブまでの道のりは長かったけれど。
アーティストとして最高の状態でこの日を迎えられた。
そう思います。



17「Happy」

こちらも5月のライブで初披露された、
作詞矢口真里
作曲保田圭
のオリジナル曲。
「君に届け」に続く2人の曲です。

けいちゃん作曲のオリジナル曲の中ではややアップテンポで。
可愛らしい曲です。


けいちゃんの表情も声も、さっきの「もう一度~I miss you~」とはガラッと変わって可愛くなって。
歌い方も軽やか。
表現力にどんどん魅せられていきます。



18「ふるさと」
19「ザ☆ピース!」
20「ちょこっとLOVE」
21「AS FOR ONE DAY」
22「LOVEマシーン」

18~22はモーニング娘。+プッチモニメドレーです。
いつもと違う選曲が新鮮でした。


「AS FOR ONE DAY」は一人で歌うのは初めてでしょうか?
娘。はカワイイ声質のメンバーをメインに歌わせていて、哀愁がありましたよね。

逆に力強く響く声で歌うけいちゃんバージョンを聴くと、より曲の世界観が出るなぁと。
別れを乗り越えられるような。
「さよなら」に決別をしっかり感じさせます。
いい曲だなぁと今更思いました。


けいちゃんはちょっとですが踊ってくれたり。
お客さんを煽ってみたり(笑)
スタンディングではないので控え目ではありますが。
みなさんノリノリで盛り上がりました。



23「君への歌~Always love~」

待望の新曲です!
“作詞作曲保田圭”
完全オリジナルの2曲目です。


いい。
すごくいい。
めちゃくちゃいい。
心に染み入ってきます。


初披露で。
聴いていてドキドキワクワクもしながら。

曲にも
歌詞にも
歌声にも
そっと包み込まれるような。
守られているかのような安心感があって。
心地よかったです。


「辛いときや悲しいとき。いつでもみなさんに会えるわけではないので。そんな時のお守りになってくれたらいいなと。側にあって欲しい曲を作りました。」

正確ではありませんが、曲紹介の時にこのようなことを言っていました。


歌詞の一人称は“僕”。
恋愛ソングのようでもありますが。
けいちゃんのファンへの気持ちです。
曲が完成した時のブログでも、ファンへの歌と言っていましたね。



会場を出るときにもらった歌詞カード。
読み返すたびに泣きそうになります。
この曲が側にあれば、本当に心強い。

どんなに辛くても。
悲しみの海にのまれても。
一人じゃない。
前に進んで行ける。

手をさしのべ
共に歩み
心を救ってくれる
そんな歌です。


これは、けいちゃんのファンに対する想いであると同時に。
ファンのけいちゃんに対する想いでもあるなぁと思います。

けいちゃん、
いつも
ずっと
あなたの味方です。


この曲がCDになって。
カタチとして、みんなの側にあるようになったらいいなぁ。
きっとみんなのお守りになると思いますよ。
ね、けいちゃん。




一度みんな捌けてアンコール。
けいちゃんはライブ用にデザインされたTシャツにヒョウ柄ミニスカートへ衣装替え。
白いドレスの上から着たようです。



24「Dear My Friend」

これはかなり昔。
けいちゃんがまだ娘。メンバーだった頃。
ラジオの企画で作詞した曲です。
昨年のデビュー12年目ライブでも披露してくれたのではなかったかな?


曲の前半はピアノの弾き語り。
なんでもできてしまうけいちゃん。
ピアノも上手い。

歌詞は、今のけいちゃんと比べると粗削りではあるけれど。
けいちゃんらしい言葉の選び方で。
あったかくて優しい曲です。


アンコールは何も話さず、すぐに曲に入るつもりだったというけいちゃん。
でも、昼公演はみんなからのサプライズ。
赤いサイリュウムに涙。

感極まってしまい、弾き始めたピアノは弾き直しとなって。
「こういうのって2回目じゃないの?」
って(笑)
油断していた模様。


裕ちゃんもサプライズゲストでお祝いに来てくれて。
びっくりしたけいちゃんはまた涙。
裕ちゃんとみんなで一緒にハッピーバースデーを歌いました。


夜公演のサプライズは紙ひこうき。
それぞれがメッセージをしたためて折り、掲げてけいちゃんに見せるという企画でした。
飛ばしはしません。
帰りに企画した方々が回収し、けいちゃんの手元に届いたようです。


入ってきてすぐピアノの前にスタンバイしたけいちゃん。
その時は気付いてなくて。
曲の後半、ステージ中央に戻ってきた時に気付いてびっくり顔。

曲中にもかかわらず、前のお客さんに聞いていて。
みんながメッセージを書いて折ったものだとわかると号泣。


泣いて、途中歌えなくなりながらも、どうにか歌い終えました。
「この曲ちゃんと歌えなかったじゃん(泣笑)」
と苦情を頂きました(笑)



25「BEST FRIEND」

そしてラスト。
昔、ハロプロで発売したカバーアルバムでけいちゃんが歌ったKiroroの曲です。

もう歌い慣れていて。
完全にものにしていて。
気持ち良さそうに歌っています。


夜公演は涙をこらえての熱唱。
でも途中、
「あなたの笑顔に
何度助けられただろう」
のところで涙が溢れて歌えなくなってしまって。
そこでお客さんみんなが口ずさむように歌い始めて。
それがあまりに自然でした。


なんてあたたかい空間なんだろうと胸いっぱい。
こちらももらい泣きでウルウルっとしながらも。
けいちゃんの姿を目に焼き付ける為に必死に涙を我慢。

けいちゃんも最後までしっかり歌い上げてくれて。
最後の最後まで
“歌手保田圭”
を感じました。





今回のライブ、トークはあまりありません。
曲紹介で選曲した理由があったり。
自作曲なら曲に込めた想いを。
次の準備をしながら合間に話すくらいです。

ライブの多くの時間を歌に割いて。
歌ってくれた曲はメドレー含め全25曲。
初ソロライブということで、とにかく歌を届けたかったのだと思います。
みんな待っていましたからね。


けいちゃん本人が原点という曲や娘。の曲。
娘。時代の初ソロ曲。

作詞をした曲が1曲。
作曲をした曲が2曲。
そして、作詞作曲をした曲が2曲。

“保田圭”の色を今までで一番出したライブだと思います。


新情報も進展もなく。

本人は、
「せっかくだから結婚発表とかしてみたかった」
と左手の甲を顔の横に出してみますが。
薬指に光るものは無く(笑)

そんな急展開があったらびっくり過ぎますよね。
そういう話も楽しみにしていますが、少しずつにして欲しいと思ったり。


歌だけで約2時間。
心から満足できるものを届けてくれました。

本当に感動するばかりで。
この日を迎えられたこと。
けいちゃんとけいちゃんに関わるすべての方に感謝します。
ありがとうございました。



けいちゃんの想いと
保田圭を想うみんなの気持ち

それが重なり合った
あたたかくて優しい
とても幸せな時間でした。